2月19日(水)本日の授業風景(2)
- 公開日
- 2025/02/19
- 更新日
- 2025/02/19
校長日記
8年5組・国語の授業の様子です。
小説『走れメロス』(太宰治)の学習で、小説の中で「暴君」とも表現される王様【ディオニス】の人物像をまとめています。国語の教科書の小説『少年の日の思い出』(中1)の【エーミール】、『故郷』(中3)の【楊おばさん】と並び、3大ヒール(悪役)とも称される人物です。
ただし、人を信じられなくなった過去の経緯や、最後に改心したところは、他の2人と比べ救われる気もしますね。一方【メロス】については「勇気」「正義」「友達・妹思い」等の高評価が多いのは当然です。
しかし、かつて【メロス】を「テロリスト」と批判した教え子がいました。「町で王の悪い噂を聞いただけで『生かしておけぬ』と短刀を持って殺しに向かったから」という理由でしたが、それもわかる気がしました。
校長 武田幸雄