1月21日(木)本日の授業風景(1)
- 公開日
- 2021/01/21
- 更新日
- 2021/01/21
校長日記
9年3組・国語の授業の様子です。
教科書に発展教材として載っている随筆『温かいスープ』の学習です。筆者は若い頃、フランスで大学講師として貧しい暮らしをしていました。そこで市井のフランス人から受けた、心温まるエピソードが語られています。
授業のめあては【国際社会における人と人との関係について考えることができる】とありました。現代社会では「インターナショナル(国際性)」や「グローバル(地球規模の)」といった言葉をよく聞きます。
それに関して筆者は、自身の若いころの体験に基づいてこう述べていました。【国際性、国際性とやかましく言われるが、(中略)それは、相手の立場を思いやる優しさ、お互いが人類の仲間であるという自覚なのである】
これからの社会で求められる「国際性」で大切なものは「個人の能力」ではなく「人と人とのかかわり」であるということ…。間もなく中学校を卒業する皆さんにとって、多くの示唆に富んだ資料だったと思います。
校長 武田幸雄