９年４組・道徳の授業の様子です。

　【相互理解・寛容】をテーマに、教科書より「親友と語り合った『孤独の解消』」という読み物を用いた授業です。近年は、ファミリーレストランやホテル等で、人型ロボットが注文を取ったり飲食物の上げ下げをしたりしています。

　読み物は、そんなロボットの研究者である吉藤オリィさんを取り上げていました。吉藤さんは自身の不登校体験をきっかけに、寝たきり等で外出もままならない人たちの「孤独解消」のために、分身ロボットを開発します。しかし、寝たきりの親友から「孤独の解消のためには、自分の分身だけじゃなく居場所がほしい」と言われ、さらに開発を進めます。

　授業では、他の人の考えに接する際に大切にするべきことについて考えました。補助資料にあったオリィさんの言葉「『できないこと』が価値を持つ。できないからこそ、できる方法を考えるようになる」も、心に残りましたね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　武田幸雄