校長日記

10月30日(水)本日の授業風景(2)

公開日
2024/10/30
更新日
2024/10/30

校長日記

 9年2組・国語の授業の様子です。

 小説『故郷』(魯迅)を学習しています。清朝末期(辛亥革命の頃)の中国で、20年ぶりに帰郷した主人公の【私】が見た荒廃した故郷やかつての知人たちの変貌、そして、未来へのかすかな希望を描いた作品です。

 その「かつての知人」の1人として、本日は【ヤンおばさん】を取り上げていました。古くから教科書に載っている小説なので「そういえば…」と思い出された保護者の方がいらっしゃるかもしれません。

 それほどインパクトの強い登場人物ですが、かつては【豆腐屋小町】と呼ばれた【ヤンおばさん】の現在の姿や言動(変貌ぶりから)から、その人物像や作者(魯迅)がこの人物を登場させた意図を読み解きました。ちなみに人物描写から先生が描いた【ヤンおばさん】が、下の写真です。

                          校長 武田幸雄