10月15日(水)本日の授業風景(3)
- 公開日
- 2025/10/15
- 更新日
- 2025/10/15
校長日記
9年1組・国語の授業の様子です。
小説『故郷』(魯迅)の学習です。この時間は、最後の場面を読み解いていました。主人公の【私】にとって20年ぶりに帰ってきた故郷は、街の様子だけでなく人々の心まで荒廃しているように感じられました。
その【私】が故郷を去る際の次の心話文は、この小説を締めくくる一節として有名です。【思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ】
授業では、ここでの【希望】の意味や【地上の道】との関係を考えました。「道があるから、人が歩く」のか、あるいは「人が歩くから、道になる」のか? 私も前の記事で紹介した8年生・国語の「因果関係」を思い出しながら考えました。
校長 武田幸雄