【授業の風景】数学の醍醐味に触れる —— 1つの問題、広がるアプローチ
- 公開日
- 2026/05/13
- 更新日
- 2026/05/13
できごと
5月13日(火)
本日の7年生の数学の授業では、「正負の数の乗法(かけ算)」を学習していました。同じ単元、同じ問題に取り組んでいても、クラスによってその「切り口(めあて)」が異なっているのが非常に印象的でした。
【クラスごとの「学びの視点」】
あるクラスでは、「交換法則」や「結合法則」といった計算のきまりを駆使することに重点を置いていました。数式の並びを工夫することで、複雑な計算をいかにシンプルに解きほぐすか。論理的な思考のプロセスを大切にする姿が見られました。
一方のクラスでは、「負の符号の数」に着目して計算を進めていました。「マイナスが偶数個なら答えはプラス、奇数個ならマイナス」という法則を自分たちのものにし、効率的かつ正確に答えを導き出すスピード感を重視したアプローチです。
それぞれアプローチが違っても、ポイントは共通して確認しています。数学の先生方がいつもしっかりと打ち合わせをして授業に臨まれているからです。
【数学の醍醐味と「主体的・対話的で深い学び」】
学習指導要領では、単に計算ができるだけでなく、「数学的な見方・考え方」を養うことが重視されています。今回のように、先生がクラスの状況や生徒の反応に合わせて最適な「めあて」を設定し、生徒のひらめきを拾いながら授業を展開することで、生徒たちは「答えを出すためのルートは一つではない」という数学の面白さを肌で感じていました。
同じ山を登るにしても、一歩一歩踏みしめて登るルートもあれば、見晴らしの良い最短ルートを探す楽しみもあります。こうした多様なアプローチこそが、数学という学問の本当の醍醐味です。