持参の薬を飲む子が、保健室で看護師に立ち会ってもらって服薬しようと考えました。その子は保健室の場所を確認したく、質問に来ました。私は保健室の場所を伝え、様子を見ていました。その子は保健室を探しにいったのですが、うまく行くことができずに自分の部屋に戻ってきました。

　様子を見ていると、数人の子がその子に「どうしたの？」と声を掛け、状況を察して「じゃあ、一緒に行こうか」と言いながら保健室に一緒に行きました。友だちのおかげでその子は保健室に行き、薬を飲むことができたのです。ただそれだけのことですが、私はとても心があたたかくなりました。小さな思いやりですが、大きな思いやりです。大切な大切な思いやりです。思いやりあふれる５年生です。思いやりあふれる高六小です。（校長）