学校日記

おいしい給食「ジュリエンヌスープ」

公開日
2025/11/21
更新日
2025/11/21

日々の様子

11月21日(金)

今日のメニューは、ご飯、かぼじゃがコロッケ、ジュリエンヌスープ、牛乳です。

ジュリエンヌスープ

ジュリエンヌスープ(Julienne Soup)は、主に具材を細い千切り(せんぎり)にした野菜をたっぷり使うのが特徴のコンソメスープです。

給食などでもおなじみのメニューとして知られています。

 名前の由来

ジュリエンヌスープの「ジュリエンヌ」は、フランス料理における野菜の切り方に由来しています。

ジュリエンヌ (Julienne): フランス語で「千切り」を意味します。

特徴: 通常、厚さ2mm程度、長さ6〜7cm程度の細長い短冊状に正確に切ることを指します。

マッチ棒よりも細い糸状になる場合もあります。

この切り方をした野菜を具材としてたっぷり使ったスープであることから、「ジュリエンヌスープ」と呼ばれるようになりました。


【名前の由来に関するその他の説】

人名説: 18世紀(1785年頃)に、Jean Julien(ジーン・ジュリエン)というコックが

コンソメスープに野菜の千切りを使ったのが発祥とする説や、

このスープを考案したシェフの名前に由来するという説もあります。


季節説: フランス語で「7月」を意味する「juillet」から来ており、この季節に収穫される野菜を細く切って調理したことが由来という説もあります。


 スープの特徴

切り方: にんじん、大根、玉ねぎ、キャベツなどの野菜を細い千切り(ジュリエンヌ)にするのが最大の特徴です。

食感と風味: 細く切ることで、野菜がすぐに煮えて、柔らかいながらもシャキシャキとした食感が残りやすく、

     野菜本来のうま味がスープによく溶け出します。

ベース: 一般的には、鶏や牛からとったコンソメベースのシンプルな味わいのスープです。

具材: 野菜の他に、ハムやベーコンなどの肉類が使われることもあり、それぞれのうま味が加わることで、

  シンプルな中にも深みのある味わいになります。

細かく切られた野菜がたっぷり入っているため、野菜の栄養をしっかりと摂ることができ、

食べやすいスープとして人気があります。


かぼじゃがコロッケ

かぼじゃがコロッケの主な特徴

1. 具材のバランスと風味

かぼちゃの甘さ: かぼちゃは天然の甘みが強いため、このコロッケの主役の風味になります。ホクホクとした食感も特徴です。

じゃがいものなめらかさ: じゃがいもは、かぼちゃと比べてあっさりとしており、

           なめらかでホクホクした食感をプラスし、タネ全体のつなぎの役割も果たします。

絶妙なハーモニー: 2つの芋類を合わせることで、かぼちゃだけのコロッケよりも甘さがマイルドになり、

        じゃがいもだけのコロッケよりも深いコクと彩りが加わります。


2. 食感

かぼちゃとじゃがいもの配合比率によって変わりますが、一般的にはじゃがいものなめらかさに、

かぼちゃのホクホク感がミックスされた、やさしい食感になります。


3. アレンジの多様性

具材のタネ(フィリング)に、以下のようなものを加えることで、様々な風味を楽しめます。


塩気・コクの追加:

チーズ: とろけるチーズやクリームチーズ、ゴルゴンゾーラなどを加えると、

かぼちゃの甘さがより引き立ち、ワインなどにも合う風味になります。

ひき肉・ベーコン: 牛ひき肉や豚ひき肉、細かく切ったベーコンなどを加えると、

旨味が加わり、主菜として満足感がアップします。

玉ねぎ: みじん切りにして炒めた玉ねぎを加えることで、甘みとコクが増します。


風味の追加:

カレー粉や粉チーズ、ハーブなどを少量加えることで、風味豊かなアレンジも可能です。


4. 調理法の多様性

通常の揚げて作るコロッケの他に、パン粉に油を混ぜてオーブンで焼いたり、

フライパンで炒めて焼き色をつけたりする「揚げないコロッケ」としても人気があります。

揚げる手間が省け、ヘルシーに仕上がります。


「かぼじゃがコロッケ」は、野菜の甘みを活かした、大人から子供まで楽しめる優しい味わいのコロッケです。


今日は、お昼にガッツリと食べたくなるホクホクコロッケに、身体の芯まで

温まるスープと最高の組み合わせでしたね。

すっかり、冷え込みも一段と増し、インフルエンザなどの感染症も猛威を

振るっています。

寒い中ですが、手洗いをこまめに行い、栄養と睡眠を確保して、

毎日を元気に過ごしましょう。

今日も、給食室への感謝の気持ちを忘れずに生活しましょう。



          記事 風見 一統