学校日記

おいしい給食『卵ドック』

公開日
2025/10/27
更新日
2025/10/27

日々の様子

10月27日(月)

今日のメニューは、卵ドック、チリコンカン、早生みかん、牛乳です。

チリコンカン(Chili con carne)は、

メキシコ料理に由来するアメリカ合衆国テキサス州の郷土料理であり、「テクス・メクス料理」の代表格の一つです。

チリコンカンは、主に牛ひき肉と豆(キドニービーンズなど)、玉ねぎ、トマトなどを、

チリパウダーやその他のスパイス、ハーブと共にじっくり煮込んだスパイシーな煮込み料理です。

名称の由来: スペイン語で「肉入り唐辛子」を意味する「チリ・コン・カルネ (Chili con carne)」が語源です。


chili (チリ) は唐辛子

con (コン) は「~と一緒に」

carne (カルネ) は牛肉

味わい: チリパウダー由来のピリッとした辛味と、肉や豆の濃厚な旨味が特徴です。


食べ方:

そのまま皿に盛り付けて食べるほか、ライスにかけたチリコンカンライスや、

トルティーヤに包んでタコスにしたり、トルティーヤチップスに添えてナチョスにしたりと、様々な形で楽しまれます。

アメリカでは、パンやクラッカー、チーズなどを添えて食べられることも一般的です。

歴史

チリコンカンの誕生には諸説ありますが、メキシコと国境を接するアメリカ合衆国テキサス州で発展した

という説が有力で、テキサス州の「州の料理」にも指定されています。

メキシコ料理との関連: メキシコ北部から南部アメリカに由来する料理で、

メキシコの伝統的な豆料理や、唐辛子と肉を煮込んだテハーノ(テキサス州に住むメキシコ系住民)の料理が起源になったとされています。

初期の調理法: 冷蔵技術がなかった時代に、鮮度が落ちた肉の臭み消しとして、

強い香りのハーブやスパイス(唐辛子)を加えて煮込んだのが始まりの一つだと言われています。

また、カウボーイが携行した保存食(ペミカンに似たもの)が起源という推測もあります。


現代への普及:

テキサス州で生まれたこの料理は「テキサス・チリ」とも呼ばれ、次第にアメリカ全土に広まりました。

第二次世界大戦中後には、アメリカ軍のレーション(戦闘糧食)にも採用され、アメリカの同盟国や被占領国にも伝播しました。

現在では、地域や家庭によってレシピにバリエーションがあり、アメリカの国民食の一つとして親しまれています。


チリビーンズとの違い

チリコンカンと似た料理にチリビーンズがありますが、厳密には肉と豆の割合に違いがあることが多いです。

チリコンカン(チリ・コン・カルネ): 本来は肉(カルネ)が主役で、伝統的なテキサスチリでは豆を入れないレシピもあります。

チリビーンズ: 豆の割合が多く、または豆が主役となっている料理を指します。

ただし、現代では両者の区別は曖昧で、ほぼ同じ料理として扱われることも少なくありません。



早生みかん

早生みかんは、特定の品種名ではなく、温州みかんを収穫時期によって分類した名称の一つです。

読み方: わせみかん

定義: 温州みかんの中でも、比較的早く成熟する系統の総称です。

温州みかんは、成熟期が早い順に「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」に分類されます。

特徴 早生みかんは、一般的に「みかん」と聞いて多くの人がイメージする、最もポピュラーで人気のある系統です。

早生みかん(わせ)極早生みかん(ごくわせ)との比較

収穫・出荷時期(旬)10月下旬〜12月頃9月〜10月頃果皮の色黄色〜オレンジ色(本格的なみかん色)青み(緑色)が

残る味わい甘味と酸味のバランスが非常に良い。極早生より甘さが増す。酸味がやや強く、爽やかな味わい。

じょうのう膜(内皮)非常に薄い。とろけるような食感で、特に食べやすい。比較的薄い。

形状やや丸みがあるものが多い。やや扁平なものが多い。味わいと食感極早生みかん(青みが残るもの)と比べると、

しっかりと熟しているため酸味がまろやかになり、糖度も増しているのが特徴です。

この甘味と酸味のバランスの良さが、早生みかんの大きな魅力で、

非常に人気が高い理由となっています。また、中の薄皮(じょうのう膜)が薄いため、

口に残りにくく食べやすいことも特徴です。

旬の時期と産地旬の時期: 10月下旬から12月頃11月が最も出荷のピークとなります。

主な産地: 全国各地で栽培されていますが、温州みかんの主要産地である愛媛県、和歌山県、長崎県などが主な産地です。

代表的な品種早生みかんの系統の中で、特に多く栽培され、市場によく出回っている品種です。

1. 宮川早生(みやがわわせ)

由来: 大正時代初期に福岡県で発見された、温州みかんの枝変わり品種です。

特徴: 現在栽培されている早生みかんのほとんどがこの宮川早生に由来しており、「早生みかんのスタンダード」といえます。

甘味と酸味のバランスが良く、濃厚な味わいで、長年にわたり愛されています。

2. 興津早生(おきつわせ)

由来: 1940年に旧農林省果樹試験場興津支場(現・静岡市)で選抜され、1963年に登録された品種です。

特徴: 宮川早生よりやや熟期が遅いですが、酸味が少なく甘味が強い傾向があり、お子様でも食べやすいと人気があります。

温州みかんの分類(収穫時期別)早生みかんを理解するために、温州みかん全体の分類をまとめます。

分類読み方収穫時期の目安果皮の色主な特徴極早生ごくわせ9月上旬~10月下旬緑色〜黄色酸味が強めで爽やか。

シーズン最初のみかん。早生わせ10月下旬~12月上旬黄色〜オレンジ色甘酸のバランスが良く、内皮が特に薄い。

中生なかて11月下旬~12月下旬濃いオレンジ色早生よりさらに甘味が増す。内皮はやや厚くなる。

晩生おくて12月下旬~2月頃濃いオレンジ色貯蔵されることが多く、日持ちが良い。

内皮が一番厚い。早生みかんは、みかんのシーズンが本格化する時期に、

味、色、食べやすさ(内皮の薄さ)の点で最も充実している系統と言えます。


みかんが、おいしい季節が迫っていますね。日本の冬は、炬燵にみかん!

そんな時代が昔から続いていますが、すっかり西洋文化の流入により、

居間の炬燵という概念から、リビングの床暖フローリングに

様変わりしつつありますよね。

寒い時期は、炬燵に、電気カーペットに、石油ストーブなど、

今では、すっかり減少傾向ですね。

灯油の匂いを嗅ぐと、冬の寒い時期を思い出すものです。


今日も、手間暇かけて、おいしい給食を提供してくださった給食室のみなさんへの

感謝を忘れずに、残りの時間も元気いっぱいに活動しましょう。



         記事 風見 一統