iCS委員授業参観(8年国語)
- 公開日
- 2025/02/14
- 更新日
- 2025/02/14
できごと
iCS委員の皆さんは、続いて8年生の国語の授業を参観しました。この授業では、「『走れメロス』と『人質』を読み比べて、その違いを見つけよう」という目標のもと、学習が進められました。
太宰治の『走れメロス』は、ドイツの詩人シラーの『人質』にインスピレーションを受けて書かれたともいわれています。
授業では、生徒たちが各場面を班ごとに分担し、物語の違いについて発表しました。生徒の考察として、次のような点が挙げられました。
・王の描写:「走れメロス」では王が人を殺す場面があるが、「人質」にはその描写がない。
・登場人物の名前:「走れメロス」では友人の名前が「セリヌンティウス」と明記されているが、「人質」では名前が記されていない。
・友情の描かれ方:「走れメロス」では、主人公が友人に処刑の理由を説明する場面が短くまとめられているが、「人質」では詳しく描写されている。
・王の態度:「走れメロス」では王が簡単に交渉に応じないが、「人質」ではすぐに受け入れている。
このように、二つの作品を比較することで、それぞれの物語の特徴や作者の表現の違いを深く考えることができました。