校長日記

6月25日(水)本日の授業風景(2)

公開日
2025/06/25
更新日
2025/06/25

校長日記

 9年5組・社会(歴史)の授業の様子です。


 『大正デモクラシー』の学習です。大正時代を中心に、社会に広がった民主主義の風潮が「大正デモクラシー」です。第1次世界大戦の前後、日本の政治や社会、文化にもたらされた変化を整理して考えます。


 当時、デモクラシーの訳語として使われた言葉が「民本主義」でした。政治学者の吉野作造はその民本主義を唱え、二大政党による政権交代も説いたとありました。現在の日本の政治は、その理想に近づけているのでしょうか。


 授業後半、生徒の皆さんの表情に「⁉」という表情が浮かびました。歴史用語として【米騒動】が出てきた時です。物価上昇や戦争の長期化、買い占めなどで高騰した米価が国民生活に打撃を与え、反発した民衆が米屋や精米会社を襲った事件です。「令和の米騒動」はそれをもじった言葉ですが、「騒動」が鎮まってほしいという点は同じですね。


                                         校長 武田幸雄