8月29日(木)本日の授業風景(3)
- 公開日
- 2025/05/29
- 更新日
- 2025/05/29
校長日記
9年5組・理科の授業の様子です。
『化学変化と電池』の学習で「電流を取り出すために必要な条件」を調べる実験に取り組んでいました。うすい塩酸などの水溶液と亜鉛板などの金属板を組み合わせて、生じる電圧の強さを調べます。
また、導線の先端には羽根つきモーターや電子オルゴールが接続してあり、モーターの回り方やオルゴールの鳴り方も確認しました。勢いよく回る羽根や明瞭に聞こえる電子音を聞くと、確かに電流が流れていることがわかります。
ただし、この時間の授業のめあては【電流が発生したしくみを、モデルと式で理解する】です。言い換えれば、電池の中を移動する電子の様子を粒子のモデルで表すのです。ただ「羽根が回った、音が聞こえた」で終わらせることなく、実験装置を簡略化した図を用いて電池のしくみを説明するモデルを作成しました。
新しい章『化学変化と電池』に入りました。本日は「電流をとり出すために必要な条件」を調べる実験です。2種の水溶液(うすい塩酸・さとう水)と、3種の金属板(銅板・亜鉛板・マグネシウムリボン)を2枚、組み合わせを変えながら入れ、導線で羽根つきモーターと接続しました。
そして、羽根の回り方の強弱や回る方向を観察するとともに、電圧計ともつないで生じる電圧の大きさを測定しました。水溶液と金属板の組み合わせを次々に変えるため、班員で協力しながら手際よく作業しています。
そうして得られたデータから、実験のめあてである「電流を取り出すために必要な条件」を考察します。「電流が流れるか、流れないか」だけでなく、早くモーターを回すための工夫等についても考えました。