校長日記

5月1日(木)本日の授業風景(1)

公開日
2025/05/01
更新日
2025/05/01

校長日記

 9年2組・社会(歴史)の授業の様子です。


 新しい単元『激動する東アジアと日清・日露戦争』に入りました。この時間は、武力によって植民地を広げる欧米列強国の帝国主義や、それらの国と幕末に結んだ不平等条約を日本がどのように改正したかを取り上げていました。


 不平等条約の改正には、今後の授業で詳しく取り上げる日清・日露の2つの戦争に勝利したことが影響を及ぼすとのことでした。しかし、その勝利(成功体験)が、後の大戦を引き起こす遠因の1つになるとのことでしたね。


 その際、原子爆弾の話にもなり、天才物理学者と呼ばれたアインシュタインの研究が原爆開発に利用されたというトピックも紹介されました。アカデミー賞を受賞し、昨年日本でも公開された『オッペンハイマー』という映画は、原爆開発を指揮した物理学者・オッペンハイマーの生涯を描いています。後年2人とも、自らの研究と学問が多くの人の命を奪ったことを悔やんでいたといわれています。

                                          校長 武田幸雄