校長日記

1月23日(木)本日の授業風景(1)

公開日
2025/01/23
更新日
2025/01/23

校長日記

 7年2組・国語の授業の様子です。

 小説『トロッコ』(芥川龍之介)の学習です。授業のめあては「情景から心情をとらえることができる」です。小説に描かれた風景で、登場人物の心情を暗示していると思われるものと、その心理状態を考えました。

 授業中、先生から「校長先生は『トロッコ』をどう思われますか?」と難しい質問をされ、とっさに最後の4行を挙げました。それまで描かれた【良平】は8歳(過去)ですが、この4行だけは26歳(現在)です。

 以前の朝礼で、私は「読書には、いつかわかる(何回か読んでわかる)面白さもある」といった話をしました。この『トロッコ』も、特に【良平は二十六の年…】で始まる最後の場面は、大人になってからの方が一段と感慨深く読めるかもしれません。いつか、ぜひ再読してください。

                          校長 武田幸雄