本日は、昨日の記事で紹介した「展示発表会」を保護者の皆様にも参観していただくとともに、授業も公開しました。その公開授業2時間目は「いたばし学級活動の日」とし、全クラスで学活の時間に充てました。
(写真は、上から7年生→8年生→9年生の様子です)
中学校では週に1時間の学級活動(学活)があります。そこでは集団生活をより良くするための課題を見出し、その解決を図るための協議・合意形成・役割分担・協働などに主体的・実践的に取り組めるようにします。
※ 続きは、下の『おりたたみ記事』をクリックしてください。
板橋区では1月18日(土)を「いたばし学級活動の日」と定め、全小中学校で話し合い活動を中心とした授業を公開しました。本校では、たった1つの校則『Be Gentleman(紳士であれ)』について話し合いました。
と言っても、近年の教育現場で聞かれるようになっているルールメイキング(校則の見直しや改定)ではありません。校則が1つしかない本校では、常にルールシンキング(校則の意味を考える)です。
校則にあるジェントルマンを、本校では【男女に関係なく、知性に富み、礼儀正しく、思いやりにあふれる人】と定義しています。そんなジェントルマンのあり方についての話し合いが、ルールシンキングです。
この校則には「誰もが快適な学校生活を送るための心構え」として【あじみこし=挨拶・時間・身だしなみ・言葉遣い・姿勢】に関する付則があります。その付則も「…してはいけない」とか「…は禁止」といったものではなく、以下のとおりです。
【挨拶】誰に対しても自分から気持ちよい挨拶をしましょう。
【時間】集団生活において、時間は必ず守りましょう。
【身だしなみ】清潔感ある身だしなみ、学習の場にふさわしい身だしなみ、安心・安全を最優先した身だしなみをしましょう。
【言葉遣い】時や場所や相手に応じた言葉遣い、美しい言葉遣い、人の心を温めるような言葉遣いをしましょう。
【姿勢】授業中や食事中、人の話を聞くときなど、時や場所や相手に応じた正しい姿勢を取りましょう。
授業に先立ち、事前に各クラスでフォームによるアンケートをとったりして、上記のような振る舞いができているかどうか自身を省みると同時に、クラスとしての課題も明らかにしています。
それを受けて本日は、自分やクラス全体がジェントルマンであるために具体的にどう振る舞うことが大切か、今後板三中をより快適な集団にしていくためにどう課題を解決するかを話し合いました。
全体の話し合いの進行は基本的に学級委員が行い、最後は各班で話し合ったことをChromebookで共有し、フォームによる振り返りも行いました。板三中がまた1歩ジェントルマンに近づいたと思えた1時間でした。
※参観された保護者の皆様、授業の最後にご感想をいただいた保護者の皆様、どうも有り難うございました。
校長 武田幸雄