校長日記

12月23日(月)本日の授業風景(3)

公開日
2024/12/23
更新日
2024/12/23

校長日記

 9年2組・道徳の時間の様子です。

 【命の尊さ】をテーマに、教科書の『希望』という読み物を使用しています。『希望』は、2011年3月11日東日本大震災が発生した時、東北地方に住んでいた中学生の【私】が書いた作文です。【私】の母親の実家は津波で甚大な被害を受けた南三陸町にあり、母親は父や兄妹を亡くします。

 震災後に南三陸町を訪れた【私】が、生き残った祖母の言葉や復興に向けて働きだした人々の姿に、自分自身を振り返ります。そして、自分の命を大切に、毎日を懸命に精いっぱい生きていこうと心に誓うのでした。

 特に若いうちは「限りある命」ということを、日常的には意識しないかもしれません。しかし、【私】のようにふとそれを意識すると、自分の姿を客観視し「生き方」を考えるきっかけになるのかもしれません。

                          校長 武田幸雄