校長日記

10月21日(水)本日の授業風景(3)

公開日
2020/10/21
更新日
2020/10/21

校長日記

 8年3組・国語の授業の様子です。

 小説『走れメロス』(太宰 治)の学習です。昔から多くの国語の教科書で採用されているため、主人公のメロスについて「勇敢で友情に厚い」といったイメージをもたれている保護者の方もいらっしゃるかと思います。

 しかし、本日は少し違った視点からメロスの人物像を読み解いていました。【メロスと暴君ディオニスの共通点】について考えています。「善と悪」の対極にあるように捉えられがちな2人ですが、実は共通点も…。

 文章を読み解く際、書かれていることを「本当にそうかな?」という視点で読む、つまり「批判的に読む」ことも必要です。それは、説明文や論説文だけでなく『走れメロス』のような文学的文章にも言えます。「はたしてメロスは、絶対的正義なのか?」 そんな視点で読むのも、面白いですね。

                          校長 武田幸雄