校長日記

3月26日(土)1週間を振り返って

公開日
2022/03/26
更新日
2022/03/26

校長日記

 1週間前に9年生が卒業し、毎年のことながらガランとした2階の教室に寂しさを感じました。そんな折も折、連休明けの22日(火)は真冬の寒さとなり、冷たい雨に混じって季節外れの雪も舞いました。

 私事ですが、季節外れの雪といえば、ちょうど中学校を卒業する時期にフォークソング歌手・イルカさんの『なごり雪』が流行っていました。【汽車を待つ君の横で ぼくは時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる】

 タイトルでもある【なごり雪】は、作詞・作曲された伊勢正三さんの造語です。恋人と別れる名残惜しさと、桜の便りも聞かれる頃に冬を惜しむかのように降る雪を重ね合わせた造語の妙に、中学生ながら感心したものです。

 以来半世紀近く、甘く切ないメロディーとともに、大好きな曲として聞き(歌い)続けています。写真は、その22日の雪を撮ったものです。卒業していった9年生の教室を背景に、積もることのない雪を撮影しながら、やはり『なごり雪』の一節が頭の中を流れていました。

 【君が去ったホームに残り 落ちてはとける 雪を見ていた 今 春が来て 君はきれいになった】
                          校長 武田幸雄