また、先週18日には、本校が板橋区の研究奨励校として取り組んできた「誰1人生徒を取り残さないプロジェクト」略称DSTPの研究発表会を開催いたしました。
これは、生徒の学習面・生活面における支援、さらにはさまざまな事情を抱えていらっしゃる保護者の皆様への支援を通して、文字通り誰1人取り残されることなく、誰もが板三中を『東京で一番の学校』と胸を張って言えるような学校を築く取り組みです。
当日は、区内外から150名を超える参観者を迎え、全クラスでDSTPの視点に立った授業を公開し、実質3年間にわたる研究と実践の成果を見ていただきました。それらの学習支援も含め約70にまとめた事例集は、本校の財産となっただけでなく、他校の先生方にも役立てていただけるものと確信しています。
例えば、教室にいづらい生徒の居場所SBSルームの運営、学力に応じた授業形態や家庭学習アドバイスによる学習支援、外国籍やマイノリティーの生徒への配慮、保護者負担金の軽減、さらにはこうしたハイブリッド形式の保護者会も、皆様の利便性向上を目的としています。
そして、これもDSTPの一環として、夏休み後半に行った不登校や自殺予防のためのフォームによるアンケートを、全校生徒のClassroomに冬休み中の1月4日に発出します。本校で始めたこの取り組みは板橋区全体に広がりましたが、年に3回の長期休業全てで行っているのは、本家本元の本校だけです。どうか、お子さんに回答を促してください。
では、いよいよ冬休みを迎えます。本校では、例えば「書き初め」のように区全体の取り組みとして行わなければならないものを除き、原則として長期休業中の宿題は出しません。ただし、お子さんの学力に応じた教科ごとのアドバイスは与え、各学年・教科で周知します。ご家庭におかれましては、お子さんの自主性を育んでいただきますとともに、ご家族で過ごす時間を大切にしていただければと願っております。
寒さも一段と厳しくなり、インフルエンザはもちろんコロナやノロウィルス等の各種感染症にも警戒が必要です。健康・安全を最優先に、この年末年始を過ごされますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。どうか良い年をお迎えください。