10月2日(木)本日の授業風景(3)
- 公開日
- 2025/10/02
- 更新日
- 2025/10/02
校長日記
9年2組・国語の授業の様子です。
中学校で採用されている多くの国語の教科書では、古くから中1では『少年の日の思い出』(ヘルマン・ヘッセ)、中3では『故郷』(魯迅)を取り上げています。逆の言い方をすれば、それ以外の外国文学作品は馴染みがありません。
この時間から、そんな小説『故郷』の学習が始まりました。外国文学なので、その国の時代背景や文化、伝統、生活習慣等も読み解くうえで重要な要素になります。そのため授業前半は、主人公の【私】と作者の魯迅を重ね合わせ、清朝末期(辛亥革命の頃)の中国や魯迅の置かれた境遇等を確認しました。
あえて今私がそのように表現したのは、社会(歴史)の授業で学んだ単元『激動する東アジア』と結び付けてほしかったからです。改めて歴史の教科書193ページを読み返してみると、この小説の読解にも役立つはずです。
校長 武田幸雄