学校日記

【校長日記】自立と自律 自主性と自律性

公開日
2025/06/13
更新日
2025/06/13

校長日記

 高六小の子どもたちと過ごしたり、教職員で生活指導上のきまり等について話し合うとき、いつも頭に浮かぶ言葉が「自立」と「自律」です。

▼自立

 「自立」とは、身体的、精神的、経済的、社会的に他からの支配や援助を受けず、自分の力で生きることです。

 学校で言えば、子どもたちが学習の進め方や生活指導上のきまりなどを一通り理解し、教職員の指導や支援がなくても学習活動等を円滑に行える状態になることです。

▼自律

 「自律」とは、個人の価値観や規範、道徳観などに基づき、他者からの干渉を受けずに自分で設けたルールに従って行動することです。

 学校で言えば、子どもたちが教職員からの指導、周囲の支援、生活指導上のきまり等に従うだけではなく、子どもたち自らの意思に基づき、よりよい学校生活を送っていこうと子どもたち自身が考え、行動しようとすることを指します。

 質の高い学校生活を子どもたちが過ごし、成長の幅を増やすためには、自立と自律の両方が高まっている必要があるでしょう。


▼自主性と自律性の違い

自主性:やるべきことを指示される前に、自らすすんで行うこと

自律性:周囲からの制約にとらわれず、自らの考え方や判断に基づき、自分自身で考え行動しようとすること

 自立と自律、自主性と自律性、どれも大切なものです。さて、では、より一層大切なもの、高六小の子どもたちに身に付けさせたい力はどちらでしょう。

 昨日、研究主任の先生と一緒に受けた板橋区立教育支援センターでの研修会、そして、ある先生の指導記録を読んで、いつも考えていることを整理してみようと考え、御紹介しました。(6月13日朝 校長)