校長あいさつ

校長  山藤 知子

令和3年度から本校に着任し、4年目となりました校長の山藤知子です。どうぞよろしくお願いします。

令和6年度の児童数は、新1年生43名を加え、347名でのスタートとなりました。昨年の5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、子どもたちを取り巻く環境も大きく変化しました。学校生活でも、友達や多くの方々との関わりの中で学ぶことができるようになりました。感染症前の学校生活に戻すのではなく、子どもたちにとって価値ある学校生活となるよう改善し、今年度も教育活動の充実を図って行きます。
さて、令和6年度の教育活動は「多様性を尊重し合い、協働により学び合う子ども」をめざします。本校には外国にルーツをもつ子どもたちがたくさん在籍しているという現状を受け、昨年度から「多様性の尊重」を大きな柱として教育を行ってきました。授業だけでなく教育活動の様々な場面で取り組んだ成果として、子どもたちに「自分と考えが異なっても話をよく聞き、相手の考えを認めた上で自分の考えを伝える」という姿が見られるようになりました。様々な考えをもつ友達を認め、互いの気持ちを伝え合おうとする姿勢は、子どもたちの大きな成長につながりました。今年度も、「多様性の尊重」を継続して指導していきます。
さらに、「協働により学び合う」ことにも力を入れていきます。本校では、これまでも協働的な学習は行ってきました。多くの子どもが友達と一緒に学ぶ楽しさを感じている中で、その楽しさを感じていない子どももいるのでは、という思いが先生方の中にありました。そこで、今年度は誰一人取り残すことなく「みんなで分かる、できる、楽しい授業」を全学級で行っていきます。課題に向かって、みんなで考えを出し合いながら、よりよい考えを生み出していく、このような学習を繰り返し経験できるようにし、「子どもたちが、学ぶ楽しさを感じることのできる学校」となるよう努力していきます。そして、子どもたちの成長のゴールイメージ、「考える子・行動する子・思いやる子・創り出す子」の教育目標に近付けるよう、教職員一丸となって子どもたちの成長を導いて行きます。

<教育目標>
【自立】考える子:主体的に学習し、学び合いにより深く考えようとする子ども
【貢献】行動する子:きまりを守り、みんなのために行動しようとする子ども
【共生】思いやる子:相手を思いやる豊かな心で、協力しようとする子
【創造】創り出す子:よりよい生活をめざして、新しい考えを創り出そうとする子ども

保護者の皆様、地域の皆様、本年度も本校へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。