1月全校朝礼(火災・安全について)
- 公開日
- 2024/01/15
- 更新日
- 2024/01/15
できごと
(写真左は定番となった生徒による整列指導、右はいつも整然と話を聞く生徒の様子です。)
【校長講話(抜粋)】
先週、学校の近くで火災ありました。そのことに関連して安全に関わる話をします。
火事で一番怖いのは煙で、煙の速さは想像以上に速いと言われています。不完全燃焼で一酸化炭素中毒を引き起こします。酸素が少なくなるので、呼吸困難を起こして身体の自由がきかなくなります。熱い煙を吸い込むと、気道や肺がヤケドし呼吸困難になります。避難訓練で指摘される「ハンカチで口を塞ぐ」ことは大切な命を守る行動です。有害なガスの中には、水に溶けやすい性質のものも含まれているため、特に濡れたハンカチやタオルを使用することで、体内に有害なガスが入ることを最小限に防ぐことができます。
自宅での避難の仕方をシミュレーションしてみてください。団地の高層階に住んでいる皆さんもいるかと思います。マンションなどは下の階に抜けられる避難はしごがベランダに設置してあったり、隣との仕切りのフェンスに「非常の際はここを破って避難できます。この付近に物を置かないでください。」と表示があったりします。一刻も早く火災現場から避難することが自分の身を守ることになります。
火事の原因となる火気の取り扱いについても十分な注意が必要です。理科の実験、家庭科の調理実習で火の扱い方などによっては火災の危険性が高まります。家庭でも、ストーブ、コンロなどに注意が必要ですし、近くに引火しやすいものがないかも気を付けてください。また、消火器の使い方を知り、火災の初期段階で的確に対応できることも大切です。みなさんの家庭でも消化器を確認してみてください。
いちばん大切なのは人の命です。近くで火災が発生した場合、自分の安全を確保することがもちろん第一です。もし、自分の安全が図れる状態であれば、周りの人たちのことも見守り、助け合いましょう。
安全への取組を一層意識し、安心できる生活をみんなで築いていきましょう。不安なことがある人、話したいことがある人は、話しやすい先生にいつでも話に来てください。