2学期終業式での校長式辞(抜粋)を掲載します。
(写真は、左から学校長の話、校歌の指揮伴奏者の交代式、新しい指揮者)
生徒の皆さん、こんにちは。挨拶は大事ですね。最近は自分から「おはようございます」と言ってくれる生徒が増えていて、いい雰囲気で2学期の学校生活を締めくくれる気がしています。
2学期の終業式に当たって、(1)生徒の主体的な取組について、(2)学習について、(3)冬休みに心がける「自立・創造」について話します。
(以下、おりたたみ記事をクリックしてご覧ください。)
(1)「生徒の主体的な取組について」の話
2学期は生徒の主体的な力を発揮する大きな行事がたくさんありました。修学旅行、職場体験、合唱祭、周年記念式典などです。それぞれの行事で頑張る生徒が出てきて、とても嬉しいく思っています。
9年生の面接練習の中で何人かの人に思い出に残っている行事について聞いてみたところ、修学旅行を挙げた生徒が多かったようです。やはり宿泊行事だからですね。7年生は今スキー教室に向けて取り組んでいると思いますが、楽しみですね。
7年生の代表生徒が先日校長室を訪れて、自分たちでスキー教室のルールを決めたので、これでやらせてくださいと申し出てくれました。そのとき、こう伝えました。
『生徒の思いや考えを話し合って行事に反映するのいいことです。先生が管理するのではなく、生徒が教育目標の一番目にもあるように「主体的に取り組む」ことをめざしていますから。「主体性」とは何でしょう?主体性とは、「自ら目的を設定し、それに向かって行動を起こし、方法や手段を工夫しながら取り組み、その結果にも責任をもつ態度」のことを言うようです。ぜひ自分たちで決めたことを自分たちの力で運営していってください。』
11月にもフリースペースの使い方にについて全学級で話し合ってもらいましたし、今も生徒会ではルールメイキングについて他校の生徒会と意見交換をしてくれています。今後のまとめを期待しています。
(2)学習についての話
今日通知表が渡されます。7、8年生は1学期より成績が上がったり、下がったり、それぞれだと思います。9年生の2学期の成績は高校入試で使われるので、1〜2学期の合計の成績で出されています。1〜2学期の通算のため大きく変わることは7、8年生よりも少ないようです。また、頑張ったら成績が上がるかと言えば、そう簡単にいかないこともあります。頑張った結果がどうだったのかが評価されます。
私は、学習に対する基本は、まずは得意なことを伸ばすことだと思っています。その次に自分の弱点を知り、そこを補充していくことです。
9年生は入試まで2ヶ月弱ですから、ぜひ入試問題の過去問に取り組んでください。入試問題という相手を知らずしてどこをどう補充したらよいかわかりません。
7、8年生は、3学期になったら、10月の終わり頃にChromebookで行った「基礎的な学力調査」の第2回目を実施します。その後、皆さんの学力がどれくらい付いたかを見るためです。出される問題は同じ問題です。今日、7、8年生に校長先生からのお知らせとして「冬休みのチャレンジ学習」というプリントを配布します。これは、Chromebookを使ってやる学習です。冬休みにぜひ取り組んで基礎のところでつまずいているところを補充してください。
(3)冬休みに家庭で心がける「自立・創造」の話
10月から来ていただいていた大東文化大学の書道専門の学生さんに「自立」「創造」の素敵な書を書いてもらいました。「自立」、自分で立つ、自分でできるようになることを指しています。しかし、自分ではどうにもならないときは助けを求めることも大事です。家庭では、自分でできることはしっかりやってください。反面、解決できないことはかかえこまずに周りの大人に助けを求めてください。その二つのバランスを保てることが大切だと思っています。
そして、一年の計は元旦にあり。新年を迎えたら、新たなことを「創造」するための新年の目標を立ててみてください。年の変わり目という節目を大切にしてください。では、1月10日にまた会いましょう。