7月全校朝礼
- 公開日
- 2022/07/04
- 更新日
- 2022/07/04
できごと
【校長講話(抜粋)】
教育目標の前文に「持続可能な社会の作り手の育成をめざす」とあります。「持続可能な社会」という表現は皆さん馴染みがあると思いますが、この言葉ともに最近よく目にするものに「society5.0」というものがあります。20年後、皆さんが社会の中核で働いている頃は、Society5.0の社会になっていると言われています。今日はこのことについてお話しします。
私が育った頃はSociety3.0でした。工業社会と言われています。生活を豊かにするために人間は機械を発明しました。新幹線などの乗り物ができ、より速く、より遠くへ行けるようになりました。自動車、電話、家庭ではテレビや扇風機、冷蔵庫。高島平団地もそのひとつですね。
若い先生方や皆さんが育った時代はSociety4.0の時代です。この時代は情報社会と言われています。科学技術は工業機械ばかりでなくコンピュータを生み出しました。性能がどんどん良くなりインターネットで世界の人と繋がることができました。スマホ、ロボット、パソコンなどですね。
さて、皆さんが社会の中核で働いている頃はSociety5.0の時代、2022年は4.0と5.0の中間あたりだと思います。人類は地球温暖化、エネルギー問題など地球規模の問題を抱えています。サイバー空間と現実を一つにつなげ、問題解決と経済発展を同時にすすめようというのがSociety5.0の社会です。
コロナの治療で使われているエクモ、食品取扱ロボ、言葉の壁をなくす多言語音声翻訳アプリなどは実用化されているものもあります。人工知能が発達すれば、英語の先生という職業もなくなるかもしれません。
水素を液体にする技術、磁石の力で水素を液化し運びやすくする技術、アンモニアから水素の力を引き出すアンモニア燃料電池など、大量に水素を作って、貯蔵・輸送できれば乗り物も二酸化炭素を排出するものはなくなるのでしょうね。
自動運転の車、空飛ぶ車もそう遠くないでしょう。
本校の教育目標は、こうした時代に必要とされる力を身に付けるための指針となるものです。改めて意識してみてください。
https://www.ita.ed.jp/swas/index.php?id=1320145&frame=frm5ecf84de16ebf
【英語科より】
11月11日(金曜日)に区の「英語のつどい」が開催されます。スピーチ、パフォーマンスなどで参加してみたいという生徒がいましたら英語科まで詳細を聞きに来てください。
【生活指導主任より】
先週は学区域付近でも連れ去り未遂事件が発生しています。登下校はできるだけ複数で行動できるようお願いします。