本日、令和6年度の修了式を迎えました。7年生・8年生の皆さんにとって、この1年の締めくくりの日であり、令和7年度の「ゼロ学期」が終わる日でもあります。2週間後には新入生を迎えます。春休みを、新年度に向けた準備の期間として大切に過ごしてください。
さて、卒業式では9年生がこの学校を巣立っていきました。皆さんは彼らから何かを受け継ぎましたか? 8年生は、いよいよ最上級生として学校を引っ張る立場になります。7年生も、8年生とともに学校を支える存在となります。この春休みを、自分の役割を意識する時間にしてください。
卒業式の式辞では、本校の教育目標についてお話ししました。
「夢に向かって全力を尽くし、社会に貢献しようとする自立した人」
先生たちは、この目標を大切にしながら、皆さんと向き合っています。これは、中学校を卒業したら終わるものではなく、人生を通じて追い続けるものです。「夢に向かって全力を尽くす」「社会に貢献しようとする」ことは、これからも続きます。そして、それを実際の行動に移す機会は、さらに増えていくでしょう。
では、「自立した人」とはどのような人でしょうか?
「何でも一人でできる人」だけが自立しているわけではありません。辞書の意味を超えた「自立」の本質について、自分自身で考えてみてください。本校の教育目標は、生涯を通じて目指し続ける価値のあるものです。だからこそ、素晴らしい目標なのです。
また、卒業式では「家族や周囲の人への感謝」「家族愛」についてもお話ししました。『I love you』の手話については、学校だより3月号に全文を掲載していますので、ぜひ読み返してください。今年11月にはデフリンピックも開催されます。手話で「I love you」のサインを示すことは、「手話やろう者のことを心に留めています」「支援が必要なときはサポートしたいです」という意思表示になるそうです。
さて、本日は通知表を受け取ります。学習の成績だけに一喜一憂するのではなく、通知表全体をしっかり見てください。担任の先生からのメッセージも書かれています。この1年間の成長を振り返り、自信につながる点を見つけるとともに、課題として挙げられたことは新年度の目標として受け止めてください。
本日の話の中で、皆さんに2つの質問をしました。
① 卒業生から受け継いだものはありますか?
② 「自立した人」とは、どのような人でしょうか?
先生からの問いかけに、自分なりの考えを持ち、意見を表明できることはとても大切です。話を聞いて終わりにせず、ぜひ自分の答えを考えてみてください。
それでは、4月7日(月)、また元気に会いましょう。