今日の絵画紹介(2つ)
- 公開日
- 2021/07/05
- 更新日
- 2021/07/05
できごと
7月5日(月)美術室前に掲示されている「今日の絵画」。毎日更新中です。
全部は紹介しきれないので、最近のもので気になったのを2つ紹介します。
<上写真>
ボッツォ『聖イグナチウスとイエズス会の伝導の栄光』
天井画だそうです。絶妙の遠近法で浮き上がって見えるのは、下から見上げるのを計算して描いているからでしょう。それにしてもどうやって描いたのでしょうか。場所が教会の天井ですから‥‥。大変な労力・時間が必要だったでしょうね。
<下写真>
ゴヤ『我が子を食らうサトゥルヌス』
タイトルからして残酷な絵です。「怖い絵」として有名なこの作品は、自分が幼い頃に偶然美術図鑑で目にして衝撃を受けました。神話を題材にした作品です。狂気に駆られた人物の目が印象的です。
ゴヤは年代によって作風が大きく変化することでも知られています。この絵が描かれたのは晩年の頃。「黒い絵」と呼ばれる不気味な絵をひたすら自宅の壁に描き続けた中の一作品です。作者自身に何があったのか?凄く興味が湧いて調べた記憶があります。