1月22日(金)本日の授業風景(2)
- 公開日
- 2021/01/22
- 更新日
- 2021/01/22
校長日記
7年2組・国語の授業の様子です。
小説『少年の日の思い出』(ヘルマン・ヘッセ)の学習に入りました。「思い出」とあることからも分かるように、物語は現在の場面から始まり、そこで語られる過去の場面へと移行します。
本日は、冒頭の現在の場面を読み解きました。そこでの登場人物の何気ない仕草や情景描写が、このあと語られる過去を暗示しています。そのように後になって「なるほど」と思えるようなことを、前もってさりげなく書き記しておく手法を「伏線」といいます。推理小説では、よく用いられます。
【たばこを1本求める】【火をつけたランプに緑色のかさを載せる】【窓の縁に腰掛ける】…。わずか教科書5〜6行に描かれたそれらの何気ない仕草は、いったい何の伏線なのでしょうか? ぜひ読み解いてください。
校長 武田幸雄