７年３組・美術の授業の様子です。

　『私の中にいる妖怪』制作に取り組んでいます。自分の心や行動で「弱い」と自覚できる部分を、あえて「妖怪」として表現するという取り組みです。作品は、紙粘土を使用します。

　粘土ベラや竹串なども上手に使って細かい部分まで造形し、彩色もその妖怪の特徴を表す重要な要素となります。ただし、妖怪といっても、不気味なものから可愛らしいものまでさまざまです。

　両手を長く伸ばした妖怪をつくっていた〇〇さんにどんな妖怪か尋ねたところ「自分は忘れ物が多いので、この手で人の記憶を奪い取ってしまう妖怪です」とのこと。円筒形の妖怪を作っていた△△さんは「トイレットペーパーを隠してしまう妖怪です」と教えてくれました。実際にトイレで困った体験を、妖怪で表現したそうです。いずれも個性的ですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　武田幸雄