1月14日(木)本日の授業風景(1)
8年3組・国語の授業の様子です。
『科学はあなたの中にある』(最相葉月)の学習に入りました。筆者の同級生・Mさんの思い出話と、イギリスの科学者・ファラデーの講演を示しながら「科学とは何か」という問いに対する筆者の考えを述べた論説文です。 高校時代、筆者は理科の授業で「ろうそくの観察記録」を書くよう指示されます。筆者を含め大半の生徒はろうそくに火をつけ、溶ける「ろう」や燃える炎の様子を観察しました。しかし、Mさんだけは、火をつけない状態のろうそくを観察し「なぜ」という問いを発し続けたのでした。 そんな経験から、筆者は先入観や固定観念を取り払い、改めて身近な現象を「なぜ」と問うことが科学の出発点だと考えるようになります。授業でも「身近な『なぜ?』」を各自で考えましたが、「先入観や固定観念を取り払う」という姿勢は、科学だけでなく人との関わりにも言えることですね。 校長 武田幸雄 |
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