校長 南 輝明

私たちの通う板橋区立板橋第四小学校は昭和3年に開校し、94年の歴史をもつ学校です。 学区域は、板橋区の東部にあり、豊島区、北区に接しています。 国道17号線が通り、JR板橋駅、都営三田線新板橋駅、東武東上線下板橋駅の3つの駅が近く、交通にも便利な場所にあります。 このあたりは、江戸時代、板橋の宿として栄えた地域です。旧中山道沿いは、現在商店街となっています。そして、学校が建っているあたりは、以前加賀蕃の下屋敷があったそうです。 また、都心とのアクセスがよいことから開発が進み、大きなマンションの建設が進められるようになりました。 私たちの学校は、児童数約500人の17学級です。 板橋区立小学校では、唯一PTA推奨服のある学校です。

現在は、次のことに重点的に取り組んでいます。
1 最上位の目標
 「自分で考え、判断し、責任をもって行動する」自律心の育成を最上位に掲げ、児童の教育に取り組んでいます。すべては、この目標に立ち戻って考えています。「自分で考え」とは「私はこう思う」との自己決定力を身に付けられるようにしています。「判断し」とは単一ではなくいくつかある選択肢を考え、その中から最適なものを判断する自己判断力を高めています。「責任をもって」とはうまくいかなくても他人や環境のせいにしない、失敗から学べる児童を育てています。また、自分の行動が他に及ぼす影響を考える自己責任力を培っています。
 「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言われるように、「それが終わったら次はこれ」と大人が次から次へと指示を出し続けると児童は自分で考えなくなります。判断しなくなります。指示待ちになってしまいます。しかし、最初からすべてを自分でできるわけではないので、意図的・計画的に大人の指示を少なくして児童が自分で考え、判断できるようにしていきたいと考えています。

2 協育の推進
 複雑化・多様化した課題を、学校という狭い空間だけでは解決することが難しい時代になりました。協育の「協」の字は、3つの力が+と書きます。協育の3つの力は、家庭の教育力、地域の教育力、学校の教育力を指します。コミュニティ・スクール委員会や同窓会等のご支援をいただきながら、この3者の力が合わさって「自分で考え、判断し、責任をもって行動する子」に育てていきたいと考えています。児童を中心に据え、3つの円が限りなく1つの円に近づくような教育のよきトリオ「チーム板四」の構築をめざします。

3 準学年担任制の導入
 学級担任は配置しますが、学年で児童をみることを基本とします。特に、第3学年からは一部を段階的に教科担任制にし、児童や保護者からの相談は学級担任だけでなく、同学年の担任に直接相談することもできるようにしています。

4 読み解く力の育成
 令和3・4年度の「いたばしの教育ビジョン研究奨励校」の指定を受けました。板橋区の最重要課題である「読み解く力」を高めるためにチーム学習を取り入れ、主体的に学ぶ児童を育てる指導法について追究します。また、本時の学習を教科内・外の既習や未習事項とつなげたり、自分の生活や生き方とつなげたり、各教科の見方・考え方とつなげたりして「思考のバージョンアップ」を図ります。基礎的読解力と汎用的読解力を高め、その研究成果を令和5年1月20日(金)に発表します。