部活動の日(部活動保護者会)
- 公開日
- 2023/05/08
- 更新日
- 2023/05/09
できごと
【校長挨拶抜粋】
現在の学習指導要領では部活動は学校教育の一環として位置付けられ、子供の自主的、自発的な参加によって行われるものとされています。
しかし部活動はさまざまな課題を抱え、今、過渡期を迎えています。一つは、生徒数の減少に伴い教員数が減り、部活動を以前と同じ規模で運営することができなっていることです。本校でもこの3年間で硬式テニス、ダンス、サッカーの募集を停止しました。
また、教員の専門性や意思に関わらず顧問を務める現在の指導体制は、学校の働き方改革が進む中、一層厳しくなっています。
スポーツ庁、文化庁、文部科学省では平成30年ごろから部活動の改革に取り組んできています。一つめは板橋区ではまだ進んでいませんが休日の部活動の地域移行です。二つめは地域での合同部活動や短時間の効率的な活動の推進などです。板橋区では「いたばし地域クラブ」として、女子サッカー、eスポーツ、科学技術の3つを募集し始めました。また、板橋区のガイドラインでは、平日は少なくとも1日、週末は少なくとも1日以上を休養日とし、1日の活動時間は長く とも平日では2時間程度、休業日は3時間程度を基準とするとし、週の練習時間の合計は8時間以内、長期休業中は9時間以内と定められています。これはスポーツ医科学の観点からみた生徒のバランスの取れた生活や教員の時間外労働時間の削減の両方の意味があります。
これまでお話ししたようなさまざまな情勢の中で部活動を運営して参りますので、保護者の皆様の経験した部活動とはかけ離れ、ご要望通りにいかないことも多々あるかと思いますが、部活動は保護者の協力と応援なしには成り立ちませんので、何卒ご理解のうえ、ご協力いただきますようお願いいたします。
(写真は左から部活動保護者会の様子、PTAから寄贈された校章が入った一文字幕とPTA寄贈の文字が入った袖幕、練習中の吹奏楽部の様子です。)