小学6年保護者向け学校説明会
- 公開日
- 2022/09/17
- 更新日
- 2022/09/17
できごと
【学校長からの学校経営方針の説明】
本校では「20年後に必要な力を育む学校」を創って参ります。
1 なぜ10年後ではなく、20年後なのか?
これからの人生100年時代は、仕事の途中に学び直しがあったり、複数の仕事をこなしたりするマルチステージを辿っていくと言われています。20年後の33歳〜35歳、社会の中核で働いている頃に必要となる資質やスキルが以下の教育目標と校訓に込められています。
2 これからの時代にマッチした教育目標
・自ら考え判断し 主体的に行動する
・社会の一員として自覚し すすんで貢献する
・自他を尊重し 多様性を理解する
・よりよい社会をめざし 新たな考えを想像する
これらは高島二小とも項目をそろえ、「高島なかよし通り学びのエリアのめざす子ども像」とリンクした形になっています。
3 校訓〜進化する伝統「自立・創造」〜
「自立」については、中学生として最も大切な力と捉えています。また、これからの時代に最も必要な力の一つが創造力と考え、「創造」を入れています。伝統は過去にならうということではなく、日々進化したものになるように「進化する伝統」という冠をつけました。
4 「誰一人取り残さない」子どもたちの安心・安全な「居場所づくり」
・今年度「登校支援担当教員」を各学年2名ずつおき、家庭連絡、家庭訪問等に関わらせています。
・登校へ向けたステップとして別室登校も利用できるよう、3,4時間目を利用できる時間にしています。
・スクールカウンセラー(SC)、スクール・ソーシャル・ワーカー(SSW)を最大限に活用し、生徒本人、保護者、学校が同じ方針で進めることができるよう努めています。
・放課後の居場所づくりとして、週2回の放課後学習会も行っています。
5 子どもたちの「学び舎」である学校
・校訓に掲げている「自立」を身に付けるためベースとなるものが、「他者理解」と考えています。他者を理解することは、教育目標にある「多様性」を尊重することであり、それは同時に自己の尊重につながります。自己の尊重は自己肯定感の醸成につながり、それが自立へつながると考えています。
・授業では、教師が一方的に教える授業から学習者中心の授業へ転換を図ることをめざしています。「振り返りの時間」を必ず入れ、生徒が主体的に自分の学習に取り組む力を付けさせます。
・学力調査や定期考査前の5日間の学力向上週間、補充教室としてのサマースクール、教えることが最大の学習と考えて小学校の学習教室で中学生が勉強を教えるトルティーチャーを通して学力向上に取り組みます。
・総合的な学習の時間では、7年生でSDGs、8年生では起業家教育をメインに行います。
・創立50周年を祝う各イベントを通して、帰属意識を高めます。
・地域の指導によるボランティア同好会を発足し、希望する生徒に活躍の場を与え、部活動の地域展開の一つの試みとしても実践して参ります。9月には地域の人材も生かした高二キャリア講座、地域とともに防災訓練を実施しました。