「みなさんの大切な体と心を守るための話」(1)
- 公開日
- 2022/07/20
- 更新日
- 2022/07/20
できごと
【終業式での校長講話より】
今日は始めに「みなさんの大切な体と心を守るための話」をします。
自分の体や心は、自分自身だけのものです。大切な体と心を守るためには、人との距離感が役立ちます。距離感には、体の距離感と心の距離感があります。心地よい距離は、人によって違います。近寄られるのを嫌がる人もいます。相手が近づいてきて、嫌だなと感じたら、自分の距離が守られていないことです。皆さんが嫌だと思うことは嫌だと伝えることができます。
相手が嫌がっているのに、性的な言葉を言ったり、体を触ったり、見せつけたりする等、性的な言葉や行動で、人を傷つけることを、性暴力と言います。体に触る行為だけが性暴力ではありません。LINEやメールで性的な言葉を送って、人を傷つける行為も性暴力に含まれます。性暴力は、どんな理由があっても、誰であっても、決して許されるものではありません。
性暴力の被害にあった人たちは、体調が悪くなったり、嫌な気持ちになるだけでなく、自分が悪いのではないかと思ってしまうこともあるそうです。でも、決して被害に遭った人は悪くありません。悪いのは、性暴力を行う人であり、それは誰であっても許されることではないのです。