学校日記

バーチャル避難訓練

公開日
2025/11/25
更新日
2025/11/25

できごと

 本日、水害発生時に全校で安全かつ的確に避難行動がとれるよう、「バーチャル避難訓練」を実施しました。本校周辺は、荒川が氾濫した場合に浸水が予想される地域であり、生徒が自宅周辺や学校周辺の浸水状況を知り、適切な避難場所を理解することを目的としています。

 訓練は、5時間目終了後の15時10分、荒川の水位上昇と堤防決壊の恐れを知らせる緊急放送から始まりました。「学校周辺で道路冠水が始まったため、落ち着いて体育館へ避難するように」という指示があり、生徒は先生の誘導のもと体育館へ移動しました。

 避難完了後、板橋区役所都市整備部都市計画課より講師をお迎えし、「バーチャルで命を守る。『まさか』はいつも突然に…」をテーマとした講話が行われました。「荒川が氾濫したら浸水はどれほど進むのか」「逃げ遅れた場合にどこへ避難するべきか」など、実際のシミュレーションを用いて分かりやすく説明していただきました。

 バーチャル水害避難マップアプリや、地域の広域避難施設であるMFLP・LOGIFRONT東京板橋の紹介もあり、生徒は自分の生活圏に引き寄せて理解を深めていました。

 講話によれば、美園付近で荒川が破堤した場合、本校周辺では約4時間後に6メートル、舟渡小学校周辺では7.2メートルの浸水が予測され、その状態は約2週間以上続くとのことです。逃げ遅れた場合には、MFLPや3階以上の建物に避難することが重要であると説明がありました。

 今回の訓練を通して、生徒は水害への備えと避難行動の大切さについて理解を深めることができました。また、今回のバーチャル訓練には、長後町会の方も参加してくださいました。