学校日記

9年生国語(研究授業)「科学的な思考力と柔軟な想像力」

公開日
2025/09/17
更新日
2025/09/17

できごと

 本日の9年生国語で、校内研究授業を行いました。授業では、身近なテーマを取り上げ、その「よい面」と「悪い面」を考える活動を通して、科学的な思考力と柔軟な想像力の両面から意見をまとめる学習を行いました。

 授業の前半では、教科書本文を音読しながら「科学的な思考力」と「柔軟な想像力」の意味を改めて確認しました。そのうえで、自分が選んだテーマについて考えを整理し、タブレット端末を使ってFig Jamに書き込みました。「リサイクルの利点と課題」「SNSの便利さと危険性」など、身近なテーマを多角的に捉えた意見が集まりました。

 続いて、同じテーマを選んだ仲間同士で話し合いを行いました。交流の中で新しい視点に気付く場面も多く、Fig Jamの意見がさらに充実していきました。授業の終盤では、自分の考えを「科学的な思考力」と「柔軟な想像力」の両方の観点から整理し、他者に伝わるようにまとめることに挑戦しました。

 最後の振り返りでは、

「ビニール袋を人間だけでなく地球環境や生物の視点から見直すことで、新しい発見があった」

「飛行機の便利さだけでなく、環境や近隣住民にとっての課題にも目を向けられた」

「紙ストローは環境には良いけれど、消費者や製造会社にとっての課題もあると気づいた」

など、テーマを多面的に捉えようとする感想が多く寄せられました。

 一人ひとりの考えをもとに班で意見を交換することで、自分の見方を広げたり深めたりできた今回の授業。探究的に学び合う姿から、9年生らしい成長と学びの深まりを感じることができました。