学校日記

9年生・社会(ディベート)

公開日
2021/05/06
更新日
2021/05/06

できごと

5月6日(木)2時間目。
9年生社会(授業者 若松先生)
「歴史ディベート」と銘打った授業を行いました。
話し合い活動は原則で出来ないので、審判役の生徒とソーシャルディスタンスを保ちつつ、ディベートの肯定・否定側が同じ方向を向いて話すなどの工夫をしながら行いました。
論題は「戦争は世の中からなくなる」です。ちょうど歴史では近現代史の第一次世界大戦から第二次世界大戦の頃の世界情勢について学習していました。ファシズムの台頭などについて資料等で調べつつ、歴史観について自分なりに考えをまとめる作業を積み重ねてきました。今回の授業のねらいは、一連の歴史の流れを俯瞰的に眺めながらどのように考えをまとめて伝えるかがポイントです。
肯定側は、植民地などの領土問題自体は世界大戦の頃よりも収まってきていることや、話し合いによる解決策を模索するまで人類が成熟してきているなどを論拠に挙げていました。
否定側は、これまでの歴史で争いのない時代は殆どなかったという歴史的事実。民族同士の文化の違いや宗教の違いは埋めがたいものがある等を論拠に挙げていました。
9年生は義務教育の最後の1年です。社会的な問題への関心も高め、自分なりに意見を述べられるようにならなければなりません。ディベートの様子を参観していて、世の中の事柄に興味を持つことの大事さを学ぶきっかけになることを期待しています。