校長日記

5月11日(火)本日の授業風景(1)

公開日
2021/05/11
更新日
2021/05/11

校長日記

 8年2組・社会(歴史)の授業の様子です。

 『武士による支配の完成』の学習です。授業前半は「島原・天草一揆」を取り上げていました。私たちの時代には「島原の乱」という名称で覚え、反乱軍の「総大将」として教えられたのが天草四郎でした。

 しかし、その後の歴史検証により、キリシタン弾圧への抵抗だけでなく、重い年貢の取り立てへの抵抗が目的であったことがわかり、「乱」ではなく「一揆」という名称に変わっています。また、天草四郎も「総大将」ではなく「抵抗の象徴的存在」として取り上げられるようになりました。

 同じようなことが、後半で取り上げた「鎖国」という用語の解釈にも言えます。教科書にも【国が完全に鎖(とざ)されたわけではなく、4つの窓口(長崎・対馬・薩摩・松前)が開かれていました】と書かれていました。

                          校長 武田幸雄