校長日記

12月7日(月)本日の授業風景(2)

公開日
2020/12/07
更新日
2020/12/07

校長日記

 8年1組・道徳の時間の様子です。

 教科書から『コトコの涙』を使用していました。道徳の内容項目【相互理解・寛容】に関連する読み物です。中学2年生の【コトコ】は、同級生の仲間と一緒に老人ホームでボランティア活動を行っていました。

 ある日【コトコ】は、元大工の棟梁だった入所者に、幼児に対するような口調で話しかけました。そして、そのことを同級生から強く叱責されてしまいます。その後【コトコ】は園長の「自分が良かれと思ってとる行動が、必ずしも老人の望みではない」という言葉に、涙がこぼれるのでした。

 介護や看護の世界では、時折「高齢者に対する言葉遣い」が問題視されます。教科書の読み物のように「幼児言葉」をつかったり、いわゆる「ため口」で話したりすることが、高齢者への敬意に欠けるというものです。相手の立場で自分の言動を振り返ることの大切さを、考えさせられました。

                          校長 武田幸雄