校長日記

11月9日(月)本日の授業風景(3)

公開日
2020/11/09
更新日
2020/11/09

校長日記

 9年1組・道徳の時間の様子です。

 教科書から『塩むすび』という読み物を使用しています。東日本大震災で被害を受けた福島県で避難所生活を送る中学生が、食事係のボランティア体験を綴った文章です。【思いやり・感謝】をテーマとした読み物でした。

 一方、授業の後半、震災のわずか10日後、宮城県気仙沼市の中学校の卒業式で、卒業生代表が答辞を読み上げている動画を視聴しました。一言一言が、コロナ禍で中学校最終学年を送る皆さんの心に響いたかと思います。

 【天が与えた試練というには,むごすぎるものでした。つらくて,悔しくてたまりません。(中略)命の重さを知るには大きすぎる代償でした。しかし,苦境にあっても,天を恨まず,運命に耐え,助け合って生きていくことが,これからの私たちの使命です。】

 授業の最後には、振り返りに代えて授業の感想を十七字で表現することにしました。7年生の国語で学習した『空を見上げて』(自分たちの思いを五・七・五で伝える宮城県女川町の中学生を取り上げた随筆)を思い出した人もいるのではないでしょうか。○○さんの感想を紹介します。

 【つらいとき 通い合わせる 人のこころ】
                          校長 武田幸雄