７年１・２組 数学（少人数）の授業の様子です。

　黒板に授業のめあてが【円周率の新しい表し方がわかる】と書かれていました。いつの間に図形分野の学習に入ったのかと不思議に思いお邪魔すると、やはりまだ学習している単元は『文字と式』のままでした。

　授業では、まず小学校で「３．１４」で表していた円周率を、中学校では「π（パイ）」で表すことを確認していました。そのうえで「π」は決まった１つの数字を表す文字であるため、積の中では普通の数字の後、その他の文字の前に書くこと（例えば、円の面積は２πｒ）を確認しました。

　今から約20年前「公立小学校では円周率を３で教える」という誤情報が流布され、なぜか公教育そのものが批判された苦い経験があります。最初から「π」で学習すれば、そんなこともなかったかもしれませんね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　武田幸雄