学校日記

2学期始業式 校長講話

公開日
2025/09/01
更新日
2025/09/01

できごと

おはようございます。

今日から2学期が始まりました。

体育館に来て、何か気が付いたことはありませんか。

そうです。床が新しくなりました。

大切に使っていきましょう。


みなさんは、どんな夏休みの思い出がありますか。

5年生の先生は、

東日本大震災のことを学ぶために福島県に行ったそうです。

福島県浪江町立請戸(うけど)小学校を見学してきました。

その学校は、もう使われていません。

地震・津波・原発事故の大きさを伝えるための「震災遺構」という施設になっています。

請戸小学校は、「奇跡の学校」と言われています。


東日本大震災の津波は、

請戸小学校の2階の床まで来ましたが、

全員が山に避難して無事でした。

しかし、浪江町では181人が津波で亡くなったと言われています。


校長先生も東日本大震災の次の年、

宮城県石巻市の学校を訪ねたことがあります。

石巻市立釜小学校の校長先生が、

津波で何もなくなった場所や火事で全焼した小学校を

案内してくださいました。

そのとき、

「時間が経つにつれて町は復興していくけれど、

被災地のことが忘れ去られることがつらい。」

釜小学校の校長先生がぽつりとおっしゃいました。

災害は伝えないと伝わらないと思います。

話を聞くことで、

どのように避難したらよいかを知ることができます。

命を守ることになるのです。


今日は9月1日です。

102年前に関東大震災が起きた日です。

10万人以上の方が亡くなりました。

東京も被害が大きく、家が壊れたり、焼けたりしました。


毎月の避難訓練は命を守る大切な勉強です。

みなさんは、普段の勉強も頑張りますが、

避難訓練は特に頑張って欲しいです。

大切な自分の命、友達の命を一緒に守ろうという気持ちが大事です。

今日の避難訓練を真剣に取り組んでください。