経営方針
令和7年度学校経営方針
Ⅰ 校訓・教育目標
校訓
強く 何事にも くじけない 強い心
正しく 誰にも 公平公正な心
美しく 美しいものに 感動する心
教育目標
自律 正しく判断し、よりよい行動をする子
尊重 命を大切にし、友達を思いやる子
挑戦 「よし わかった やってみよう」とチャレンジする子
Ⅱ めざす学校の4つの観点
1 児童にとって、学びや人とのかかわりを通し心も体もたくましくなる学校
2 保護者にとって、日々子どもの成長が感じられ信頼できる学校
3 地域にとって、応援したくなるような楽しく生き生きとした学校
4 教職員にとって、互いに資質・指導技術を高め合い、教育者として成長できる学校
Ⅲ 基本方針
【知る、考え、行動する児童を育てる】
1 学ぶ楽しさを広げる
(1)体験的活動の充実
・各学年で社会科見学等の校外学習を年間2回以上実施し、校外での学びを充実させる。
・夏休みのサマースクールでの体験的活動の企画を充実させる。
(2)生活科・総合的な学習の時間の充実
・学年でテーマを設定し、探究的な学習を行い、成果を定期的に発表する。
・地域コーディネーターと連携し、保護者や地域の人材・学習材を生かしたプログラムを開発する。
2 「読み解く力」を高める
(1)読む力の育成
・朝読書などを通して読書習慣を身に付けさせ、読むことを楽しめる児童を育てる。
(2)書く力の育成
・共書きによって、書く力を高め、効率的な学習ができるようにさせる。
(3)話す力の育成
・各学年でプレゼンテーションを含め話す活動を計画的に行い、わかりやすく伝える技能を身に付けさせる。
3 子供の伸びる力を引き出す
(1)いじめ・不登校を生まない親和的な学級づくり
・全学年対象に年2回のQ-Uを実施するとともに、専門家を招いてのコンサルテーションを行い、学級の状態の把握と個別支
援につなげる。
・子供が抱える心理的な問題を理解して支援するために、担任とスクールカウンセラーによる連携をきめ細かく行う。
(2)規範意識の醸成
・よりよい学校生活を送るためにリーフレット「よくわかる中根橋小」を作成・配付し、授業規律や生活のきまりを徹底するこ
とによって、安心・安全な学級をつくる。
(3)道徳授業の充実
・他者と協働して社会を形成していく意識の醸成と自己の幸福感を高める素地としての道徳的価値観を身に付けさせるために、
全学年で計画的に板書掲示資料等を作成し、道徳授業の充実を図る。
4 プログラミング学習
(1)プログラミング学習の推進
・タブレットやプログラミング教材を用いた授業を各学年で年間10時間程度実施する。
・OJTや研修を通して、プログラミング学習の教材を効果的に活用できるように体制を整える。
・ホームページ等を通じて、本校のプログラミング教育の実践を広く知らせ、保護者等の理解を深める。
(2)プログラミング的思考の形成
・各学年の国語の説明文の学習において、プログラミング的思考で読み解く授業を実施する。
・3~6年生を対象に、自分の目標を設定し、到達するための学習計画を立てさせ、学びをマネージメントする力を育成する。
【価値ある公立学校を目指す】
5 地域の力を教室に
(1)まちを学びのステージへ
・2年生の生活科のまち探検、3年生の社会科の地域学習、5年生の総合的な学習の時間でのお店でワーキングなど地域での
学びを計画的に行う。
・6年生は、総合的な学習の時間で地域の方を招いてのキャリア教育を実施する。
(2)シニアクラブとの交流会
・9月に5つのシニアクラブを招待しての児童集会を行い、高齢者の知恵に触れ、ともに地域で暮らす喜びを感じさせる。
・1・2年生は生活科の時間にシニアクラブの方々に昔遊びを教えていただき、高齢者との交流を楽しむ。
6 子供の力を地域に
(1)オープンキャンパス
・6月の土曜授業プランで2年生が生活科の時間に、年長児対象の「オープンキャンパス」を運営し、小学校での学びを伝え
る。
・オープンキャンパスは学校支援地域本部やPTAと連携して企画し、本校の魅力発信を共々に行う。
(2)出前読み聞かせ
・4年生が総合的な学習の時間の一環として、学級ごとに近隣の保育園で読み聞かせを行い、絵本の楽しさを伝える。
【働きがいも 教師としての成長も】
7 教職員の働き方改革
(1)合理的な働き方
・勤務時間:午前8時~午後4時30分(在校可能時間:午前6時45分~午後6時)
・年3回の自己申告の面談において、各教職員に働き方改革の目標値や方法を申告させ、管理職は達成のための助言・支援を行
う。
(2)職層・職責を生かした校務分掌の活性化
・分掌・学年のリーダーに一定の権限と責任をもたせ、主幹教諭―主任教諭―教諭の縦のライン、学年主任-学級担任の横のラ
インによる組織的に職務を遂行させる。
(3)指導に専念できるための職務軽減
・教員が児童の指導や教材研究に専念できるよう、事務職員・用務主事・スクールサポートスタッフ等への仕事の移行をさらに
進める。
・専科教員を低中高学年のグループに配置して、学習指導・生活指導を共に行う体制をつくり、担任業務の軽減を図る。
・学校支援地域本部の地域コーディネーターと連携し、外部折衝等を担っていただく。
(4)人材育成
・若手(本校が1校目の教員)と中堅・ベテランをペアにして、学年や校務分掌を配置する。
・毎月、主幹教諭とOJT担当者とで育成ミーテイングを開催し、若手教員の状況と課題について情報交換を行い、人材育成の見え
る化を図る。
8 マネージメント力の向上
(1)校務分掌のチーム化
・校務を3つの部会に配当し、各主任を中心に創意・工夫のある仕事を行わせ、ミドルリーダーを育成することによって学校力
を高める。
(2)学年主任を中心としたチームでの学年経営
・学期ごとに学年主任が教科指導の重点や生活指導の行動目標を立て、効果的な教育活動を学年がチームとなって推進する。
・学年主任が中心となり、週ごとの学習指導の計画や進捗状況の確認を行う。また、生活指導上の課題は、昨日的なチームを編
制し解決につなげる。
9 OJTで学び高めあう教師集団の形成
(1)先行学習をテーマとした校内研究の実施
・鏑木先生が提唱する、教えて考えさせる「先行学習」を研究テーマとする。
・先行学習による研究授業を年間6本行う。また区内小学校への授業公開の案内を送付し、他校教員と学びを共有し、先行学習
のよさを知らせる。
・先行学習の実践をまとめた研究紀要を作成し、研究の成果を次年度以降や他校での授業改善に生かせるようにする。
(2)学び合う教師集団の形成
・OJT主任を中心に、月1回以上のOJT研修会を開催するとともに、日常の職務を通して若手教員の指導力向上に計画的に取り組
む。
・主幹教諭・主任教諭が年1回ずつOJT研修会を担当することを通し、自身の若手育成力を向上させる。