先行学習
先行学習とは
鏑木良夫氏の提唱する指導法です。
授業の知識目標を授業冒頭で教示・解説して習得させ,
授業後半で習得した知識を使って問題解決的学習に取り組ませる指導法のことです。
この指導法は演繹的指導,受容学習に類別されます。
従来の指導法である発見学習では,気づきと練り上げで知識をまとめようとするので,
気づきがなく,
思考するための知識が身に付いていない子供には授業参加が厳しく,
学力の2極化が進んでしまいます。
それを改革する指導法として考えられました。
このような特長をもつ先行学習は,
〇2点評価(授業の冒頭と終末の2回評価ができるので進歩が自覚できる評価方法)
〇教科書掲載の単元配当時間のおよそ80%程度で実践可能
浮いたゆとり時間を無理なく自由進度学習に使えたり,
突発的なことが起きても単元未実施ということは起こりません。
〇どの学力層にも適した指導法です。
特に、
高学力層の子供は
→活用課題等を通して、学びをさらに深められます。
低学力層の子供は
→わかる・できることが保証され学ぶ喜びがあります。
本校の先行学習
令和6年度
令和7年度
研究授業
6月23日 5年理科「物のとけ方」 研究授業 5年理科
7月11日 4年理科「電流のはたらき」 4年生 研究授業
10月17日 6年算数「場合の数」 6年生 研究授業
ブロックサイン10
返事の仕方、鉛筆の持ち方などから始まる小学校での指導技術は、
以前は先輩教員から自然に伝えられてきたものばかりです。
しかし、今は様々な教育課題に対応するために、
時間的なゆとりがあまりありません。
また、ベテラン教員も少なくなる中で、
校内で指導技術が受け継がれる場面も多くはありません。
以前から本校では校内研究で指導技術についても研究してきました。
今年度から、「ブロックサイン10」として、
新たな取り組みを始めました。
「ブロックサイン10」は、
校内研究でご指導をいただいている鏑木良夫先生の発案です。
これは、授業中に発揮したい教師の指導技術で
授業する上で幅広く使えるものばかりです。
若手の教員を中心に、
学級の実態や教員の経験年数に応じて、
鏑木先生と相談しながら
オーダーメイドで「ブロックサイン10」をつくっています。
ブロックサイン10の実際
先行学習トピックス
新潟県妙高市立新井北小学校
研究授業 6月24日 4年理科「電流のはたらき」 先行学習 妙高市での実践
教育長の学校訪問
5月2日、長沼豊教育長が先行学習の授業を参観しました。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyoikuiinkai/gakko/houmon/1057533/1057917.html
高島第三小学校
授業参観 9月5日 6年国語「文と文のつながり」授業スキルを磨く