令和2年度 2学期終業式
- 公開日
- 2020/12/25
- 更新日
- 2020/12/25
学校日記
お話をします。
2020年もあと6日となりました。今年は毎日、新型コロナウイルス感染症予防に取り組んできた1年でした。密にならないようにソーシャルディスタンスのTをしっかり確保したり、換気や手洗いを1日に何度も行ったり、以前の学校生活とは異なる、新しい学校の生活様式で日々の生活を送ってきました。でもそのような状況の中でしたが、蓮根小の皆さんは本当によく頑張りました。1年を振り返って、まず1番に皆さんの頑張りを大いに褒めたいと思います。私自身も、皆さんの明るい笑顔や気持ちの良い挨拶に支えられてここまで来ることができたと、皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、そんなコロナ禍の今年でしたが、宇宙科学や生命科学の大きな発展に繋がる素晴らしいニュースもありました。日本時間の11月16日に宇宙飛行士の野口聡一さんを乗せたアメリカ民間宇宙船クルードラゴンの打ち上げが成功し、無事国際宇宙ステーションISSに入ることができました。その国際宇宙ステーションISSの一部に合体している日本が開発した実験棟の名前は「きぼう」です。そして野口さんが今回乗った宇宙船に搭乗したクルーみんなで相談して付けた名前は「レジリエンス」です。新しい宇宙船を初めて打ち上げるときには、その乗組員が相談してその宇宙船の名前を付けて良いというルールがあるそうです。ですから、宇宙船を作った会社が付けた名前は「クルードラゴン」ですが、野口さんたちはその宇宙船に「レジリエンス」という名前を付けました。レジリエンスは日本語にすると回復力という意味です。世界のみんなが協力して新型コロナウイルス感染症に打ち勝ち、元の生活を取り戻そうという思いを込めて付けたそうです。野口さんはこうもおっしゃっていました。どんな困難な状況に陥っても立ち向かい、しなやかに立ち直る、そんな決意を込めたと。「きぼう」も「レジリエンス」も、非常に前向きな気持ちを感じますね。
実は蓮根小の皆さんも、その前向きさをしっかりもっているのです。学校の玄関を入ったところの掲示板には皆さんが考えを出し合い、作り上げた学校目標があります。「やさしく 楽しく はすねっ子 どんなことにも立ち向かえ」と書いてあります。まさに野口さんの決意と同じではありませんか。私は毎朝、学校に来たときに必ずその学校目標を見ます。見る度に感動し、心が震える気持ちがします。
来年もはすねっ子の皆さんが希望をもって、前向きな気持ちでどんなこんなことにも立ち向かっていく1年であることを願っています。1月5日、また全員元気に集まり、一緒にスタートしていきましょう。