思いやりの伝統
- 公開日
- 2020/12/10
- 更新日
- 2020/12/10
学校日記
給食中、失礼いたします。
今日もこの給食の時間を利用して放送で、皆さんにお話をしたいと思います。給食を食べながら話を聞いてください。
2学期が始まって一週間が経ちました。先週は東京でも最高気温が34度や35度の日があり、とても暑い毎日でした。皆さんが熱中症にならないといいなととても心配でした。しかし、そんな中、とても嬉しい出来事がありました。今日はそのお話をしたいと思います。先週の水曜日、校庭で見守りをしていたときのことです。「校長先生、見て、見て」と1年生が何人も私の所に来ました。開いて見せてくれた小さい手のひらの中には、朝顔の種が20粒くらいだったでしょうか、入っていました。「たくさん採れたね」と話していると、そのうちの一人が「1年生喜ぶね」といいました。そこで初めて私は、そうかこの朝がおの種は来年の1年生にあげるために採っていたんだと知りました。翌日もその翌日も暑い中、1年生は額に玉の汗をかきながら朝顔の種を採っていました。そこで、古賀先生に伺うと毎年1年生が次の1年生にあげる、いわば蓮根小学校の伝統だと教えてくださいました。だから、今の1年生も今の2年生からもらったのだとのことでした。私はその話を聞いて本当に嬉しかったです。今年度、6年生や2年生が1年生のためにと挨拶動画や学校探検の代わりの動画を作成してくれていたことは聞いていましたが、1年生も来年入ってくる1年生のために暑い中、種を採っていると知り、心からいい伝統だと思いました。このような思いやりの伝統が蓮根小学校にこれからも続いていくこと、増えていくことを楽しみにしています。