3月9日(水)本日の授業風景(2)
7年3組・国語の授業の様子です。
巻末単元「読書の広場」の学習で、本日は小説『電車は走る』(重松清)を取り上げていました。電車のシートに座っている4人の少年少女は、いずれも目の前に高齢者や松葉杖の女性など、本来であれば「優先席」に座れる状況の方々が立っています。4人のうち3人は、席を譲りませんでした。 その3人には、それぞれ異なる理由があります。また、席を譲った1人も、その後の自分の態度に周囲の気まずい空気を感じます。最後に作者は「電車」を「世の中」であるとした上で、次のように述べていました。 【『私の正しさ』は、乗っている人の数だけある。でも、それは必ずしも『他人の正しさ』とは一致しない。】 自分の「正しさ・常識」や、自分が「正しいと信じていること」についても、考えさせられる授業でした。 校長 武田幸雄 |
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