10月21日(木)本日の授業風景(1)
8年2組・社会(歴史)の授業の様子です。
『ぬりかえられたアジアの地図』の学習です。日清・日露という2つの戦争を経て、朝鮮や中国でみられた変化を学習します。授業ではこの頃の中国について、孫文が辛亥革命を起こし清を滅ぼしたことを確認しました。 そうして中華民国が成立するのですが、孫文は袁世凱に追放されてしまいます。さらにその袁世凱が独裁政治をおこなったため、中国はいっそう混乱し…と、続きました。少し前に9年生の国語の授業で、この頃の中国を舞台にした『故郷』(魯迅)という小説を取り上げていました。 20年ぶりに故郷に帰ってきた主人公は、冒頭でその光景を【鉛色の空の下、わびしい村々が、いささかの活気もなく、あちこちに横たわっていた】と表現しています。本日学習した時代背景を覚えておくと、来年の国語の授業で、そうした表現の意味するものが理解しやすくなると思います。 校長 武田幸雄 |
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