12月8日(水)本日の授業風景(3)
7年4組・美術の授業の様子です。
これまで取り組んできた『手と文房具を組み合わせたデッサン』が完成しました。作品は、Chromebookで撮影し、授業支援ソフト「オクリンク」を使って先生に提出(送信)してあります。 その際には(制作した上で)頑張ったこと・工夫したことを2文以上で書き、コメントとして添えています。本日は、そのデータを共有して鑑賞会を行っていました。全員の作品とコメントが貼り付けられているので、各作品をピンチアウト(指で拡大)したりしながら鑑賞します。 そして、鑑賞シートに「構図」「形や工夫」等の観点で鑑賞文を書きました。その際には「良い点を具体的に挙げ、2文以上で書く」といった書き方の条件が示され、しっかりWS(正しく書く力)の育成も図っていました。 校長 武田幸雄 12月8日(水)本日の授業風景(2)
8年3組・保健体育の授業の様子です。
体育館で『バレーボール』に取り組んでいました。相手コートから返されたボールをキャッチしてよいルールなので、かなり高度なチームプレーもできるようになっています。本日は、オープン攻撃に挑戦していました。 まず先生が、大型モニターに一流のプレーを動画で映し出して解説されています(写真・上)。同じような光景はこれまでも見られましたが、そこから先が以前とは大きく異なっていました。 同じ動画が貼り付けられているClassroomをチームごとに開いて、再確認したりチームとしての戦略を練ったりしているのです。そして、話し合ったことを次のプレーに生かしていました。Chromebookを実技でも有効に活用し、技能だけでなく思考力・判断力の向上にも役立てていました。 校長 武田幸雄 12月8日(水)本日の授業風景(1)
9年1・2組 数学(少人数)の授業の様子です。
『円周角の定理の利用』の学習です。「円周角の定理」は、数学の苦手な私もうっすら覚えています。ただし、本日は黒板に「方べきの定理」と書かれています。先生によると、高校数学A(数A)で出てくるそうです。 詳しい説明は省略しますが、円周角など円と三角形の性質で知っておくと便利な定理です。ある問題を解く過程で先生が教えてくださったその定理を、他の問題を解く上で実際に使ってみました。すると、解法は同じですが定理として知っていたおかげで、あっという間に解くことができました。 取材後に図書室に立ち寄り広辞苑で調べたところ、「方べき」の「べき」は漢字では【冪】と書くようです。意味は【累乗に同じ(同じ数を掛け合わせること)】とありました。以上、MT(ミーニング・タイム)でした。 校長 武田幸雄 12月7日(火)本日の授業風景(3)本日は、3学年とも理科の授業を取材させていただきました。7年生は、身の周りの現象のうち『光の世界』を学習しています。教室を暗くして実験することの多いこの単元は、カメラのピントが合わず取材者泣かせです。 本日も理科室の照明を消して『凸レンズによる像のでき方』を調べる実験を行っていました。光学台の上には、凸レンズを挟むように光源とスクリーンが置かれています(いずれも可動式)。透明板で【と】の文字が付いた光源やスクリーンを動かしてできる【と】の位置や大きさ、向きを調べます。 焦点の位置や、焦点より遠い(近い)位置について、班員で協力しながら像のでき方を確認し記録しました。暗くなった理科室では見えづらかったのですが、皆の表情が集中していることは十分にわかりました。 校長 武田幸雄 12月7日(火)本日の授業風景(2)新しい大きな単元『電気の世界』に入りました。そして、最初に学習しているのが『静電気と放電』です。偶然ですが、つい先日私はドアノブに手をかけた瞬間、この冬の「初バチッ!」を体験し顔をしかめたばかりです。 授業ではその「バチッ!」ではなく「空中クラゲ(静電気クラゲ)実験」を行いました。ポリエチレンのひもで作ったクラゲに、化繊でよくこすった塩ビ管を近づけ、空中に漂わせる実験です(写真・上)。 また、同じように塩ビ管を近づけた小さな蛍光灯が赤く点灯する様子や(同・中)、静電気発生装置の導体球に触れた人の髪の毛が逆立つ様子を観察しました(同・下)。「バチッ!」の苦手な私は、自ら進んで観察に協力してくれた○○さんと△△さんに敬意を表します。 校長 武田幸雄 12月7日(火)本日の授業風景(1)照明を消した教室で、皆さん熱心にChromebookを操作しています。黒板には授業のめあてが【ステラリウムで確認した天球上の星の動きを記入できる】とあります。「ステラリウム」に興味をもったのでお邪魔しました。 簡単に言ってしまうと「ステラリウム」とは、無料のプラネタリウムソフトのようなものです。例えば、生徒の皆さんが見ているのは、板橋における本日の星空です。見たい場所の星空を、天気に関係なく、過去や未来など時間も指定して見ることのできる便利なソフトです。 「星の1日の動き」を確認することが目的ですが、例えば3日前には南極で月食が起きていたのだそうです。早速、観測場所を南極に移動させ、その日の夕刻に時間を合わせ、月食の様子を確認することもできました。 校長 武田幸雄 12月6日(月)本日の授業風景(3)
7年3組・道徳の時間の様子です。
教科書から【勤労】をテーマにした『私は清掃のプロになる』という読み物を使用しています。世界一清潔な空港と言われる羽田空港で、環境マイスターを務める新津春子さんを取り上げた読み物です。 授業では、新津さんの体験談や仕事に対する考え方を読み、「自分が家族やクラスに貢献していること(働き)」や「それをプロのレベルまで引き上げるために必要なこと」等について考え、ウェブ版ホワイトボードともいえるJamboard(ジャムボード)上に付箋を貼り付け、意見共有しました。 そして、最後に「自分が周囲にできる具体的な『働き』宣言」をJamboard上に貼り付けました。家族や友達に対し【自分から進んで手伝う】【常に相手のことを考える】等、ぜひ実行してもらいたい宣言ばかりでした。 校長 武田幸雄 12月6日(月)本日の授業風景(2)
9年4組・理科の授業の様子です。
『天体の1年の動き』の学習です。本日は「地球の公転と見える星座の関係」を調べる実習に取り組んでいました。写真のように、生徒の皆さんは筒状にした紙をのぞき込んでいます。 紙の内側には、黄道(天球上の太陽の通り道)と、太陽の背後にある12星座を1月〜12月まで順に並べた図がかかれています。下の台紙には、教科書の付録「地球回転板」がスナップで取り付けてあります。 それを見ながら、春(3月)夏(6月)秋(9月)冬(12月)の各季節で、地球から見て太陽と反対側にある星座(真夜中に南中する星座)などを調べました。空気が澄みわたり、夜空の星がきれいに見える季節です。風邪をひかないようにしながら、実習で学んだことを確かめてみたいですね。 校長 武田幸雄 12月6日(月)本日の授業風景(1)
8年4組・学活の時間の様子です。
特別活動に含まれる学級活動(学活)の時間では、一人一人のキャリア形成と自己実現も、大事なめあての1つです。そのため、進路に関する適切な情報収集・整理などをはじめ、主体的な進路選択ができるようにします。 そうしたことから、本日は『上級学校の種類(国公私立の違い・教育課程の違い等)』を取り上げていました。プリントの他、Chromebookでも都立高一覧や私立校一覧を検索し、自分の興味のある学校を調べました。 続けて、都立高入試の「得点計算法」を確認しました。一般的な【学力調査700点+調査書300点=1000点満点】という計算式を例に、自分の直近の成績を当てはめ、Chromebookの計算機能で算出しました。まさに1年後の自分を想定しているせいか、いつも以上に真剣な眼差しです。 校長 武田幸雄 12月5日(日)今週の予定(12/6〜10)
※ 写真は、先週の授業風景です。
12月6日(月)【通常授業】進路面談(9年) 7日(火)【通常授業】 〃 8日(水)【通常授業】 〃 9日(木)【通常授業】 〃 10日(金)【通常授業】専門委員会 ★ ★ ★ ★ ★ ※9年生は面談のため、9日(木)まで午前授業で給食後に下校します。 校長 武田幸雄 12月4日(土)1週間を振り返って
暖かい日もあれば寒い日もあり、また、1日の中でも時間帯によって寒暖差の大きな日が続きました。晩秋と初冬の間を行ったり来たりした1週間だったかもしれません。写真は、中庭のシンボルツリーです。
この時期の落葉は「用務員さん泣かせ」で、童謡『雪』を真似れば「掃いても掃いてもまだ散りやまぬ」といった感じです。昇降口の扉が開いていると、下駄箱付近の廊下にまで落葉が散乱していることがあります。 と、ここまで打って気づいたのですが、前段の最初の「落葉」は「らくよう」で変換しました。一方、後者の「落葉」は「おちば」で変換しています。使い分けるには、後者は「落ち葉」と送り仮名を振るべきでした。 一般に落葉(らくよう)は「葉が散り落ちること」、落ち葉(おちば)は「散り落ちた葉」を表すことが多いようです。氷川神社のイチョウ並木も、もうすぐ落葉が盛んになり、参道を黄金色の落ち葉で埋め尽くしそうです。 校長 武田幸雄 12月3日(金)本日の授業風景(3)
7年1・2組 数学(少人数)の授業の様子です。
『平面図形』の学習で『図形の移動』を取り上げています。本日は、ちょっとしたゲームに取り組んでいました。正六角形の中に、合同な二等辺三角形がパッチワーク(麻の葉模様)のように18個並んでいます。 2人1組になり、先攻の人はその中から1つ三角形を選びます。後攻の人はその三角形を平行移動・対称移動・回転移動のいずれかで移動させ、その方法を相手に説明します。説明に納得してもらえたら、その三角形を塗りつぶし自分の「陣地」にできます。それを2人で繰り返すゲームです。 ルールのポイントは、移動法を相手に納得してもらえるよう言葉で説明するという点です。インプットした知識を使って思考・判断し、それをアウトプット(表現)する学習が、ゲーム感覚で楽しみながら実践できています。 校長 武田幸雄 12月3日(金)本日の授業風景(2)
9年1組・保健体育の授業の様子です。
つい先日まで武道場で『柔道』に取り組んでいましたが、本日お邪魔したところ同じ場所で種目が器械運動に変わっていました。武道(本校は柔道)と同じように器械運動も、中学3年間で必ず履修します。 具体的な種目は、鉄棒運動・跳び箱運動・平均台運動・マット運動の中から選択します。本校では写真のように『マット運動』に取り組んでいました。柔道で使用した畳はそのまま、さらにその上にマットを敷いています。 また、これも柔道からの流れで、感染症対策のため(身体接触を避けるため)時間をかけて取り組んだ受け身(前回り)からのマット運動(前転・倒立前転)への移行だったようです。全く異なる実技内容ですが、柔道で習得した体のスムーズな重心移動等が生かせると良いですね。 校長 武田幸雄 12月3日(金)本日の授業風景(1)
8年3組・理科の授業の様子です。
『植物の細胞』に関する観察学習です。薄く切ったタマネギを染色液で色づけし、顕微鏡で「核」を確認するのが目的です。ただし、取材中に私が最も注目したのは、黒板に書く内容(板書)が、あらかじめClassroomに配信されている点です。生徒は、それを見ながらノートをとっていました。 この利点はいくつもあり、例えば、生徒がノートをとっている間に、先生は教室を巡回しながら補足説明をされています。また、生徒も席によって黒板が見えづらいということもなく、必要に応じて文字の拡大もできます。 また、ノートに写し終わった生徒から観察学習に入り、それを先生がサポートされているので時間の無駄がありません。さらに、欠席している生徒も家庭でChromebookを使って見られるので、先生の説明を聞きながらノートをとれていました。一石二鳥どころか四鳥、五鳥…の取り組みです。 校長 武田幸雄 12月2日(木)本日の授業風景(3)『人類の出現と文明のおこり』の学習です。本日は、農耕が始まってから文明がおこるまでの流れ(因果関係)を、まず各自で考えました。その後友達と意見を交換し、因果関係を結びつけられた人が発表します。 ワークシートの中央には【農耕】、それを取り巻くように【文字】【宗教】【身分制度】等の文明を表すキーワードが書かれています。中央の【農耕】が始まると、どのような作用がはたらいて周囲の各文明に結びついていくのかを、線でつなぎながら図示していきました。 【農耕】→ たくさん収穫したいと願う → 大勢で働く → 役割を分担する → リーダーが出現する →【身分制度】 以上は、○○さんが友達との意見交換を経て述べてくれた意見です。それと同じように、教室のあちこちで「主体的・対話的で深い学び」が行われていました。 校長 武田幸雄 12月2日(木)本日の授業風景(2)
8年1・2組 数学(少人数)の授業の様子です。
『平行と合同』の学習です。図形の学習ですが、いよいよ『証明の進め方』に入りました。【証明】とは「ある事柄が成り立つわけを、すでに正しいとわかっている性質を根拠にして示すこと」と学習しています。 今後は、様々な事柄の【証明】について【仮定】から【結論】に至るまでの筋道を、根拠を明確に示しながら書くことになります。そのため本日は、まず【仮定】と【結論】の意味をしっかり読み解きました。 「○○であれば□□である」の○○部が【仮定】□□部が【結論】にあたります。ただし、「人間であれば哺乳類である」のように、逆は必ずしも成り立たない(哺乳類であれば人間である=×)こともあります。本日はそういった基本的な読み解きを十分に行い、今後の学習の土台をつくりました。 校長 武田幸雄 12月2日(木)本日の授業風景(1)
9年2組・社会(公民)の授業の様子です。
新しい大きな単元『国の政治のしくみ』に入りました。本日は、国会の仕事や種類・運営を学習していました。国会の仕事では不適任な裁判官をやめさせるかどうかを決める弾劾裁判も取り上げられました。 写真は、先生がChromebookで検索された過去の弾劾裁判の例を見ているところです。思わず「えっ! 法の番人である裁判官がそんなことをしたの?」と言いたくなるような事例ばかりでしたね。 国会の種類と運営では、提出された議案を分野ごとに審議する【委員会】があるとのことでしたね。先の衆院選報道でも再三耳にした【安定多数】【絶対安定多数】という獲得議席数に関わる言葉も、この【委員会】と関係があります。ぜひ、Chromebookで検索してみてください。 校長 武田幸雄 12月1日(水)本日の授業風景(3)
7年2組・国語の授業の様子です。
書写(実習)の一環として『年賀状』を書いています。本来であれば、はがきの表書き(宛名・差出人等)裏書き(時候の挨拶・本文)の両方に取り組むところですが、すでに宛先の住所は印刷されています。 授業で使用している年賀状(切手も含む)は「いたばし総合ボランティアセンター」から無償提供していただいたきました。センターでは、お正月も老人ホーム等で過ごされる高齢者の方々に、年賀状を書いて差し上げる取り組みを行っています。そのため、宛先がすでに印刷されているのです。 郵便局で無料配付していただいた資料『手紙の書き方』を参考にしながら、Chromebookでもお祝いの言葉やイラストなどを検索しています。お目にかかったこともない方への年賀状ですが、心を込めて書いていました。 校長 武田幸雄 12月1日(水)本日の授業風景(2)
8年2組・理科の授業の様子です。
理科の授業では現在、緊急事態宣言下では実施できなかった実験や実習等に、可能な範囲で取り組んでいます。すでに終えた単元については、改めて実験・実習を行うことで、一段と理解を深める良い復習にもなっています。 本日も、そうした実習の1つ「地上天気図の作成」に取り組んでいます。Chromebookで気象庁発表の気象情報(NHKラジオ)の音声を再生し、例えば「足摺岬、南南西の風、風力3、雨、13ヘクトパスカル、26度…」等の、日本や東南アジア各地の気象データを聴き取りメモします。 それらを天気図記号で表し、等圧線も引いて天気図を完成させます。かつて登山家たちは、そのように作成した天気図を参考に天気を予測し、危険を回避していました。皆さんは、とりあえず洗濯に役立てられそうですね。 校長 武田幸雄 12月1日(水)本日の授業風景(1)
9年4組・国語の授業の様子です。
『俳句の世界』『俳句十句』という教材を学習し、優れた俳句を読み味わったり俳句の表現技法を学んだりしました。本日はその発展学習として、実際に俳句を詠んでいます。「季語を入れる」のも句作の条件です。 そのためChromebookで季語を調べ、自分の詠みたい情景(心情)に合った季語を探しています。そうした中、○○さんが【冬ざれや 心しみいる おでんかな】という句を詠んでいました。 【冬ざれ】の意味を知らなかったので尋ねたところ「草木が枯れ果てた冬の様子」を表す季語であると教えてくれました。寒々とした外の景色と、湯気も立っているであろう温かなおでんの対比が秀逸ですね。私にとっても、語彙力を高めるMT(ミーニング・タイム)になりました。 校長 武田幸雄 |
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