10月7日(木)2学期中間考査・第1日目
中間考査・第1日目の本日は、社会と理科のテストが行われました。
テストも授業ですから、きちんと「授業のめあて」が黒板に明記されています。社会のテストでは、7年生が【地図帳を使いこなす】8・9年生はいずれも【文章を読み取り、問題をよく読み、必ず答える】とありました。 全ての学年で、教科書をしっかり読み解き、思考・判断したことを適切に表現する問題が出題されています。7年生では地図帳(地図帳も教科書の1つです)を持ち込み、指定されたページを参照しながら世界の産業や日本との結びつきについて答える問題が出されていました(写真)。 また、8・9年生でも教科書のあるページがそのまま転載されていたり、一部が抜粋されていたりしています。そして、そこに載っている文章や資料をしっかり読み解かなければ、答えられない問題が出ていました。 以上は社会の例ですが、このように本校ではテストも含め全ての授業で「教科書を読み解く力」の育成を図っています。そして、「正しく書く力」「わかりやすく話す力」と三位一体で、学力向上に役立ててまいります。 校長 武田幸雄 10月6日(水)本日の授業風景(3)
7年1組・技術家庭(家庭分野)の授業の様子です。
『私たちの食生活』の学習で『生鮮食品の特徴』を取り上げていました。生鮮食品とは、野菜や肉、魚、卵などを指します。まず、それら生鮮食品には、鮮度が低下しやすく腐敗も早いという特徴を確認しました。 さらに、生産量が多く味も良い「旬(しゅん)」または「出盛(でさか)り期」と呼ばれる時期があるという特徴も挙げられました。そこで、早速様々な生鮮食品の旬の時期をChromebookで調べてみました。 旬の時期には、一般的には食品の値段が下がります。一方、同じ旬という言葉を、市場に出回り始めた頃、つまり「初物(はつもの)」と同じ意味で使う人がいますが、厳密には誤りです。しかも、初物の場合、価格は下がるどころか高値になってしまいますよ。(以上、ミーニング・タイムでした) 校長 武田幸雄 10月6日(水)本日の授業風景(2)動物のからだの『消化』に関する学習です。黒板に書かれているのは、授業のめあて【消化管のしくみを説明できる】だけです。それ以外のノートに書き写すべき内容は、全てウェブ会議システムMeetに貼ってあります。 そのため生徒の皆さんは、Chromebookの画面に映し出された「消化管の図と説明」をノートに書き写しています(写真・上・中)。各自、必要に応じて拡大することもできます。また、先生も補足説明を付け足したり、重要箇所に線を引いたりといった作業を画面上で行われていました。 その後は、発展学習として「消化の様子を視認する」という実験を行いました。それぞれ体温程度に温めた水と消化液(薄めたペプシン液)にカツオ節を入れ、溶け方の違いを確かめました。効率的でわかりやすいノートをとった後の実験だったので、理解も一段と深まったようでした。 校長 武田幸雄 10月6日(水)本日の授業風景(1)
9年1組・国語の授業の様子です。
論説文『情報社会を生きる〜メディア・リテラシー〜』の学習です。現在、全ての授業でChromebookを利用し、様々な学習活動が展開されています。そういった視点からも、大変タイムリーな教材だと言えます。 本日の授業のめあても【メディアとどう関わって生きていくかを考え、伝えることができる】とありました。授業の後半は、その考えを200字以内でまとめ、ムーブノートで送信して皆の考えを共有しました。 一方で、先の授業のめあては「共書き」でノートに写し、授業の最後にはムーブノートに送った考えをわかりやすくまとめ、全体に発表するという活動も行っていました。Chromebookに始まりChromebookに終わるのではなく、しっかり「書く・話す」という学習活動も取り入れられています。 校長 武田幸雄 10月5日(火)本日の授業風景(3)
7年1・2組 数学(少人数)の授業の様子です。
中間考査を前に、これまで学習してきた『方程式とその解き方』について、演習形式で振り返りを行っていました。先生からは、紙ベースの問題だけでなくChromebookにも複数の問題が送られています。 生徒は、Chromebook上の問題はもちろん紙ベースで解いた問題用紙も、撮影機能で写真を撮り先生に送信します(写真・上)。その際には疑問点などを書いた付箋を添付できるし、先生も送られてきた写真(答案)を拡大し、余白にコメントや助言を書き込んでから再度生徒に送信できます。 こうした方法をとることで、一律ではなく個々の進捗状況に合わせた提出・返却が可能になります。また、本来あってはいけませんが、生徒が問題用紙を紛失してしまうというトラブル回避にも役立っているようです。 校長 武田幸雄 10月5日(火)本日の授業風景(2)
8年3組・音楽の授業の様子です。
前の記事と同様、緊急事態宣言が解除されたことにより音楽の授業でも歌唱活動が可能になりました。ただし、これも理科と同じように、引き続き感染症対策は徹底しながら行っています。 本日は歌唱のテストでしたが、男女で場所を音楽室(写真・上)ランチルーム(同・下)に分けていました。今年度は音楽の授業をTT(チーム・ティーチング)で行っているので、こうした授業形態が可能です。 テストの評価ポイントには「歌詞を聴き取れる」「顔の表情筋がよく動いている」というのもありました。マスクを着用しながらそれらをクリアするには大変ですが、そのぶん歌唱力も向上できると思います。 校長 武田幸雄 10月5日(火)本日の授業風景(1)
9年4組・理科の授業の様子です。
『水中ではたらく力』の学習です。緊急事態宣言が解除され、一定の条件を満たせば実験や観察も行えるようになりました。しかし、まだコロナ感染が収束したわけではないので、必要最小限に選定して行っています。 本日も、うすいゴム膜を張った透明パイプを水中に沈め、ゴム膜のへこみ方がどのようになるかを観察しました。先生が代表して教卓で行い、その様子を拡大カメラで電子黒板に映し出しています(写真・上)。後方で取材中の私が水中に映り込んでしまい、皆さんの失笑をかってしまいました。 こうした観察を経て「水圧」の定義を確認しました。それを受け次回の授業は、改めて理科室での実験に取り組むそうです。このように感染症対策のため、普通教室と理科室とで学習内容を区別しながら授業を進めています。 校長 武田幸雄 10月4日(月)本日の授業風景(3)
9年4組・技術家庭(家庭分野)の授業の様子です。
衣生活の基礎技能「ミシンの使い方」に取り組んでいます。昨年来のコロナ禍により実習に制約があったため、9年生が中学校でミシンを扱うのはこの授業が初めてです。そのため、、まず準備の手順を習得しました。 下糸を糸立てに巻いてから、押さえの下に引き出すまで、一通りの準備を自分でできるようにします。その後、縫い始めと縫い終わりの始末の仕方や、いくつかの縫い方を練習用の布で試していました。 授業の後半、先生から今後作製する『ティッシュケースカバー』が配られ、説明を受けました。もともと少ない授業時数の中、コロナ禍で実習に割ける時間はますます減ってしまいました。それでも限られた時間を有効につかい、素敵なカバーを作ってください。 校長 武田幸雄 10月4日(月)本日の授業風景(2)
8年2組・保健体育の授業の様子です。
『バレーボール』に取り組んでいます。本日は、ゲーム形式の練習に取り組んでいました。男女共習なので、5名の混合チームを編成しています。また、ルールも通常のバレーボールとは異なります。 まず、バドミントンのコートを使用し、ネットも通常より低く設置しています。また、サーブは相手コートに山なりのボールを投げ入れ、レシーバーはそれをキャッチしてから、やはりセッターに手投げで返すのです。 そうすることでスパイクとブロックの攻防を楽しんだり、何よりラリーが続きやすくなります。一方、そのぶんチームごとに作戦を立てて表にまとめ、それを実践しています。時間差攻撃やCクイック(セッターがボールをバックトスするような速攻)など、高度な戦術も見られていました。 校長 武田幸雄 10月4日(月)本日の授業風景(1)
7年3組・国語の授業の様子です。
漢文『故事成語』の学習です。故事成語とは、中国で昔から言い伝えられていることや、古い書物に記された話から生まれた短い言葉のことです。これまでに、教科書に出ている【矛盾】を学習しました。 本日は、それ以外の身近な故事成語の意味調べに取り組んでいます。【杞憂】や【四面楚歌】【覆水盆に返らず】など、それぞれがどんな故事に基づき、そのような意味で用いられるようになったかを調べました。 調べる際は、資料集とChromebookのどちらを使ってもかまいません。多くの人が、まず資料集で調べ(写真・上)、わからない言葉はChromebookで調べていました(同・下)。ざっと俯瞰できる資料集と、ピンポイントで手早く調べられるChromebookと、うまく使い分けているようです。 校長 武田幸雄 10月3日(日)今週の予定(10/4〜8)
※ 写真は、先週の授業風景です。
10月4日(月)【通常授業】 5日(火)【通常授業】 6日(水)【通常授業】 7日(木)【中間考査】社会・理科 8日(金)【中間考査】国語・数学・英語 (考査後は通常授業) ★ ★ ★ ★ ★ ※7日(木)は中間考査1日目のため、給食はありません。8日(金)は、考査終了後は給食を挟んで通常授業(学活・生徒会選挙等)となります。 校長 武田幸雄 10月2日(土)土曜ICT学習支援日
本日は、土曜ICT学習支援日でした(授業ではありません)。
生徒は、在宅でChromebookを使用して学習支援を受けます。先生方はウェブ会議システムやYouTube動画配信、学習アプリ「ミライシード」など、ICT(情報通信技術)を活用して生徒の学びをサポートします。 また、希望者は学校のネット環境を利用できます。平日と同じように8時45分から授業(学習支援)が始まり、10分休みを挟みながら3時間の時間割が組まれているので、規則正しい生活リズムにも役立っています。 本日は、例えば7年生の保健体育では、現在取り組んでいる実技種目『アルティメット』のルール解説動画や模範演技動画等を視聴した後、フォームによる問題を解き、それを先生に提出(送信)しました(写真)。 また、8年生の音楽は、各クラスのClassroomに格納されている合唱コンクール用のパート別音源を聴きながら、家庭で歌唱練習をするという課題でした。文化祭まで授業時数が少ないため、こうした取り組みが有効です。 9年生の理科は、シミュレーターによる化学反応式の学習でした。目に見えない現象を、アニメによりシミュレーション(模擬)した教材です。授業でも活用しているので、サイトはChromebookに登録してあります。 今後も本校では、こうした学び支援を有効且つ適切に行ってまいります。 校長 武田幸雄 10月1日(金)『都民の日』
※ 写真は、今週の授業風景です。
本日は『都民の日』です。都立・都営の施設が無料開放されたり記念行事が行われたりする関係で、学校も休業日にしています(中間考査前であることやコロナ禍、悪天候のため、皆さんには関係ないかもしれませんが)。 では、この『都民の日』とは、いったいどんな日なのでしょうか? 私たちの暮らす東京都には、『都民の日条例』という条例があります。 1952年(昭和27)に定められた条例で、その第1条に『都民の日』の目的・趣旨ともいうべきものが下記のように記されています。 【都民がこぞって1日の慰楽をともにすることにより、その自治意識を高揚し、東京都の発展と都民の福祉増進を図るために、都民の日を設ける】 これを簡単に言うと、次のようになります。 【『都民の日』をきっかけに、みんなでイベントに参加するなど楽しみを共にし、同じ都民としての仲間意識を高めましょう。 そして、みんなの力で、より暮らしやすい東京都を築いていきましょう】 では、なぜその日が10月1日なのでしょう? それは、1898年(明治31)東京が自治権を持つ「東京市」となった、つまり、それまで地方自治体として認められていなかった東京に自治権の与えられた日が、今日 10月1日だったからなのです。 校長 武田幸雄 9月30日(木)本日の授業風景(3)
7年4組・技術家庭(家庭分野)の授業の様子です。
授業のめあてが【1日に必要な栄養を満たす献立を考えることができる】とありました。これまでに学習した「6つの食品群」や「食品群別摂取量の目安」の知識をもとに、自分で献立を考えます。 考えた献立は、Chromebookで検索したレシピ等を参考に、材料や分量(g)、それが何群かを表にします。その際には「塩少々って、どれぐらいですか?」「小さじ1杯は何gですか?」という質問も出ました。 それに対し先生からは「まずは自分でChromebookを使って調べましょう」との回答です。先生のお話によるとこうした学習は、昨年まで「家庭学習課題」にせざるを得なかったのだそうです。それがChromebookのおかげで、教室で主体的な学びとして取り組めるようになったとのことでした。 校長 武田幸雄 9月30日(木)本日の授業風景(2)
9年3組・社会(公民)の授業の様子です。
探究型の学習『公民プロジェクト』です。「新聞各社への投稿」や「RESAS(地方経済分析システム)」等のテーマの中から興味のあるものを選び、Chromebookで関連事項や課題解決の方法等について調べました。 本日もその作業を進めつつ、同じテーマを選んだグループで情報交換しています。「株式投資体験」を選んだ人たちに成果を尋ねたところ「500万円儲かりました!」と笑いながら、次の投資先を検討していました。 時間は別ですが、他のクラスでも同じ授業を行っています。そのため、やはりChromebookを使って、自分の調べた情報を協働学習ツールのムーブノート(広場)に送りました。そうすることで自分のクラスだけでなく、他のクラスで同じテーマを選んだ人とも情報共有できるようになっています。 校長 武田幸雄 9月30日(木)本日の授業風景(1)
8年3組・理科の授業の様子です。
『気象の観測』の学習で、本日から『気圧と風』を取り上げています。導入として「どんなときに風を感じるか」をムーブノートに書き込んで先生に提出し、全員で情報を共有しました。 「扇風機」や「うちわ」といった定番は多くの人が挙げていましたが、中には「バルーンルームみたいなところの中」というのもありました。担当の先生はなかなか思い浮かばなかったようですが、生徒の皆さんにとってはこれも定番だったようです(ちなみに、エアドーム型遊具のことでした)。 それら皆の意見を、物理的に発生させた風と、自然に感じる風とに分類しました。そして、後者について、天気図を参照しながら高気圧・低気圧の鉛直断面の簡単な模式図をつくり、風の吹き方を確認しました。 校長 武田幸雄 9月29日(水)本日の授業風景(3)
9年1組・美術の授業の様子です。
木彫『鍋敷き』づくりに取り組んでいます。手鏡のような形の鍋敷きに、彫刻刀でデザインを施します。完成したら、ニスを塗布するなどして仕上げます。条件は2つあり、1つは「植物」をモチーフにすることです。 もう1つは、基礎技能として習得した「片切り彫り」や「かまぼこ彫り」「薬研彫り」など5種の彫り方のうちどれかを、必ず用いることです。それぞれの彫り方に応じて、使用する彫刻刀の種類も使い分けます。 とはいえ、まだ木彫作業に入っている人はなく、全員が下書きをしている段階です。ただその際にはChromebookで検索し、気に入った植物の画像を見ながら下書きをしていました。紙ベースの資料と違い、拡大したり他の画像と組み合わせたりできるので、創作の幅も広がっているようでした。 校長 武田幸雄 9月29日(水)本日の授業風景(2)
7年1組・理科の授業の様子です。
『気体の性質』の学習です。感染症対策を施しながら、いわゆる「アンモニアの噴水実験」に取り組んでいました。これまでに学習した「気体の集め方」のうち、上方置換法で集めたアンモニアを使った実験です。 アンモニアを集めたフラスコ内に水を入れると、アンモニアが水に溶けフラスコ内の気圧が下がります。すると、フェノールフタレイン溶液に反応してピンク色になったアンモニア水が、まさに噴水のように噴き出しました。 その様子を目の当たりにした皆さんは、一様に歓声を上げ驚いていました。しかし、見事全班が実験に成功したので、先生はそれ以上に驚いていらっしゃいました。それも、実験ができない間、教室でChromebookを使いながら、手順も含め実験の様子を学習していたおかげかもしれませんね。 校長 武田幸雄 9月29日(水)本日の授業風景(1)
8年4組・技術家庭(技術分野)の授業の様子です。
エネルギー変換に関する技術の学習で、本日は『電気を供給する仕組み』を取り上げていました。電源の種類と特徴や送電・配電の仕組みなどを学びます。また、電圧や電流の基礎知識にも触れられていましたが、これは理科の『電気の世界』でも学習するので、しっかり覚えておきたいですね。 さて、ノートに写す内容を先生が黒板に書くことを業界用語で「板書(ばんしょ)」といいます。授業で印象的だったのは、あらかじめMeetという機能を使いChromebookで板書を見られるようにしておいたことです。 そのため先生は、板書で生徒に背を向け続ける必要がなくなりました。また、各生徒の作業の進捗状況を、画面上で確認できるようになりました。生徒の皆さんにとっても、黒板や電子黒板のように「角度によって見えづらい」ということもなく文字も拡大できるので、作業がはかどっていました。 校長 武田幸雄 9月28日(火)本日の授業風景(3)
8年2組・音楽の授業の様子です。
これまでは、緊急事態宣言下での歌唱活動は不可でした。しかし、区のガイドラインが9月17日に改訂され、マスクを着用しディスタンスを確保したうえでなら、活動が認められるようになりました。 それを受け、早速このクラスでも合唱コンクールの自由曲『地球星歌〜笑顔のために〜』の練習を再開しました。先の条件を満たすことはもちろん、授業前半は男女で音楽室とランチルームに分かれて練習していました。 8年生の音楽の授業は、週に1回しかありません。さらに今年は文化祭直前に移動教室があるため、本番までの授業回数は(私の数え間違いがなければ)残り3回です。感染症対策をしつつ、中身の濃い練習をしてください。 校長 武田幸雄 |
|